157A 東証グロース(サービス業)
グリーンモンスター
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
投資初心者/未経験者向けの体験型投資学習アプリの提供が主力
グリーンモンスターは、初心者向けに体験型投資学習アプリを提供している。グリーンモンスターの体験型投資学習アプリは、株式投資やFX、資産形成の分野について、ゲーム感覚のデモトレードやシミュレーションを通じて疑似体験できる内容になっている。
メインターゲットである投資の未経験者もしくは初心者に受け入れられやすくなっている点が最大の特徴である。また、自社アプリを顧客企業のためにカスタマイズしてOEM提供するサービスも行っており、投資学習と金融教育のオープン化を目指している。
グリーンモンスターは投資学習支援事業の単一セグメントだが、売上高は、サービス別に、体験型投資学習アプリ、広告代理業、ファイナンシャルプランニングサービスに区分されている。
22年12月にFPコンサルティング等を買収したため、23/6期より連結業績の開示が始まり、「ファイナンシャルプランニングサービス」のサービス区分が追加されたが、収益の大半が体験型投資学習アプリによるものである。
グリーンモンスターの体験型投資学習アプリは、投資未経験者や初心者(以下、ユーザー)が対象で、ユーザーが投資に踏み込めない理由となっている知識不足や心理的不安といったハードルを取り除くことで、投資を始めることを後押しするものとなっている。
現在は、分野別に、FX分野の「FXなび」、株式投資分野の「株たす」、資産運用分野の「トウシカ」の3つが主力アプリとして運営されている。他にも「暗号資産なび」等があり、23年末時点でシリーズ全体では累計700万ダウンロードを超えている。内訳の開示はないが、「FXなび」が最も多いと推察される。
ユーザーの属性としては、投資経験の有無では、「投資経験なし」が79.6%、「投資経験あり」が20.4%となっている。男女別では「男性」が67.2%、「女性」が32.8%、年齢別では「30代まで」46.7%、「40代」29.6%、「50代以上」23.6%(いずれも23年12月にダウンロードしたユーザーが対象)であり、投資経験のない比較的若い世代のユーザーに利用されている。
(2024年4月2日時点)