概要(レポートから抜粋)
PRONIは、様々な経営課題を抱える中小企業と、それらの経営課題を解決するサービスを提供する企業を繋ぐマッチングプラットフォーム「PRONIアイミツ」の運営を行っている。
サービスを発注する中小企業(以下、発注企業)の利用料は無料とし、サービスの提供を行う企業(以下、受注企業)からマッチング手数料やシステム利用料等を得る仕組みである。
発注企業は、PRONIアイミツのWebフォームに従い経営課題に対応する必要なサービスを選択していき、最終的には発注企業の支援を行うPRONIのDXコンシェルジュのサポート等を受けて、詳細な発注仕様書を作成する。
この発注仕様書を基にPRONIアイミツのマッチングシステムで、過去のマッチングデータ等を参考に、生成AI等を活用し、PRONIに登録した受注企業の中から最適なマッチング企業を提示する。同社はマッチング企業を選定した段階でマッチング手数料を得、マッチング後の商談や契約までの手続きは、発注企業と受注企業間で行う。
PRONIに登録している受注企業は約1,200社あり、提供するサービスカテゴリーは、SaaSツール、IT・システム関連、営業・マーケティング、BPO(アウトソーシング)、オフィス・施設、人材・専門家等多岐にわたる。近年はDXやSaaS、AI領域に注力しており、足元では会計や人事のクラウドサービス等のSaaSや、ホームページ制作やシステム開発等のIT・システム関連といったDX関連のサービスが8割以上を占める。
料金体系は、マッチングが成立した際の従量課金であるマッチング課金と、月額固定の月額課金、月額課金に付随する初期費用等のその他課金からなる。月額課金は想定紹介件数に基づく半年ごとの契約となっており、PRONIにとってはマッチング件数に関わらず、リカーリング収益となっている。
SaaS領域ではマッチング課金、それ以外の領域では月額課金が中心となっている。マッチング課金では、PRONIが複数の企業を候補として提示した場合、それぞれの企業からマッチング手数料を得る。月額課金の場合は、IT・システム関連を始め、受注企業の受注余力や納期の関係もあるので、PRONIが候補企業として挙げ、受注企業が承諾した場合にマッチング成立となる。手数料率はカテゴリー毎に、サービスの需給等を反映して異なっている。
PRONIは、マッチング事業の単一セグメントだが、収益認識基準による売上内訳を開示している。「一定の期間にわたり移転される財又はサービス」は月額課金とその他課金に対応し、「一時点で移転される財又はサービス」はマッチング課金に対応している。
23/12期以降、SaaS領域に注力した結果、「一定の期間にわたり移転される財又はサービス」の売上高がほぼ横ばいなのに対し、「一時点で移転される財又はサービス」の売上高が伸び、25/12期中間での売上構成比は62.6%となった。
サービスを発注する中小企業(以下、発注企業)の利用料は無料とし、サービスの提供を行う企業(以下、受注企業)からマッチング手数料やシステム利用料等を得る仕組みである。
発注企業は、PRONIアイミツのWebフォームに従い経営課題に対応する必要なサービスを選択していき、最終的には発注企業の支援を行うPRONIのDXコンシェルジュのサポート等を受けて、詳細な発注仕様書を作成する。
この発注仕様書を基にPRONIアイミツのマッチングシステムで、過去のマッチングデータ等を参考に、生成AI等を活用し、PRONIに登録した受注企業の中から最適なマッチング企業を提示する。同社はマッチング企業を選定した段階でマッチング手数料を得、マッチング後の商談や契約までの手続きは、発注企業と受注企業間で行う。
PRONIに登録している受注企業は約1,200社あり、提供するサービスカテゴリーは、SaaSツール、IT・システム関連、営業・マーケティング、BPO(アウトソーシング)、オフィス・施設、人材・専門家等多岐にわたる。近年はDXやSaaS、AI領域に注力しており、足元では会計や人事のクラウドサービス等のSaaSや、ホームページ制作やシステム開発等のIT・システム関連といったDX関連のサービスが8割以上を占める。
料金体系は、マッチングが成立した際の従量課金であるマッチング課金と、月額固定の月額課金、月額課金に付随する初期費用等のその他課金からなる。月額課金は想定紹介件数に基づく半年ごとの契約となっており、PRONIにとってはマッチング件数に関わらず、リカーリング収益となっている。
SaaS領域ではマッチング課金、それ以外の領域では月額課金が中心となっている。マッチング課金では、PRONIが複数の企業を候補として提示した場合、それぞれの企業からマッチング手数料を得る。月額課金の場合は、IT・システム関連を始め、受注企業の受注余力や納期の関係もあるので、PRONIが候補企業として挙げ、受注企業が承諾した場合にマッチング成立となる。手数料率はカテゴリー毎に、サービスの需給等を反映して異なっている。
PRONIは、マッチング事業の単一セグメントだが、収益認識基準による売上内訳を開示している。「一定の期間にわたり移転される財又はサービス」は月額課金とその他課金に対応し、「一時点で移転される財又はサービス」はマッチング課金に対応している。
23/12期以降、SaaS領域に注力した結果、「一定の期間にわたり移転される財又はサービス」の売上高がほぼ横ばいなのに対し、「一時点で移転される財又はサービス」の売上高が伸び、25/12期中間での売上構成比は62.6%となった。



