480A 東証グロース(サービス業)
リブ・コンサルティング
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
大企業からベンチャーまでの顧客に実践的な総合コンサルティングを提供
リブ・コンサルティンググループはリブ・コンサルティングと子会社5社からなり、「“100年後の世界をよくする会社”を増やす」との経営理念を掲げ、国内外で大企業からベンチャーまでの幅広い顧客に対して、戦略策定から実行までの総合コンサルティング業務を提供している。
ビジネスコンサルティングが24/12期の売上高の85%、IT/DXコンサルティングが15%を占めた。ビジネスコンサルティングでは、経営戦略策定、事業開発、生成AIを中心としたAIの活用、セールス・マーケティング関連の案件が多い。IT/DX分野では営業支援システムのSFAの導入支援等を行っている。
リブ・コンサルティングのコンサルティング事業の特徴は、現場主義に徹し、実践的で成果を出すコンサルティングを提供するため、戦略立案にとどまらず実行までを現場レベルにまで下りて支援する点と、顧客基盤が大企業から中堅中小企業(以下、SMB)及びベンチャーまでと幅広い点にある。
リブ・コンサルティングのコンサルティングプロジェクトは、戦略立案と実行にプロセスが分かれるが、両方のプロセスを同じコンサルタントが担当する。戦略立案の段階から実行を想定した立案が行われ、この戦略立案と戦略実行のPDCAサイクルを回していく。プロジェクトの契約期間は、1カ月から1年程度と多岐にわたるが、平均すると4~5カ月が多いようである。
リブ・コンサルティングは12年7月にSMB、ベンチャー向けのコンサルティング提供を目的に関 巌社長によって設立された。累計1万件のプロジェクトの実績があり、足元では年間1,000件程度のプロジェクトを実行している。
25/12期中間の顧客企業の規模別売上高は、SMBが42%、大企業が34%、ベンチャーが24%であった。創業時は、SMB、ベンチャー向けが中心だったが、20年代に入り、大企業向けの事業開発案件等が増えてきた。
リブ・コンサルティング単体では、コンサルティング事業以外に、SaaSサービスも手掛けている。SaaSサービスのアンバサダークラウドは、住宅会社向けのサービスで、購入顧客をファン化してアンバサダーとし、口コミ、紹介による新規顧客獲得を図る顧客コミュニティープラットフォームである。このサービスは、元々はコンサルティングで住宅不動産業界向けに行っていた口コミや紹介による営業支援プロジェクトを、より多くの顧客に低価格で提供するために開発されたものである。
(2025年12月26日時点)



