5026 東証グロース(情報・通信)
トリプルアイズ
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
顔認証等の画像認識AIソリューションやシステム開発向け技術者派遣等を展開
トリプルアイズ(以下、同社)は、各種システム開発向け等の技術者派遣と画像認識分野を中心とするAIビジネスによって構成されるAIソリューション事業、企業研修・社員教育を行う研修事業、その他事業を展開している。
21/8期の売上高構成比(外部顧客ベース)は、AIソリューション事業98.0%、研修事業1.5%、その他の事業0.5%であった。セグメント利益率では、研修事業が26.7%と高採算であるが、人件費の負担が重いAIソリューション事業は、2.4%と低水準であった。また、のれん償却額の影響等により、その他の事業は若干ながらセグメント損失となっている。
AIソリューション事業は、各種システム開発向け等の技術者派遣等を行うSI部門と、画像認識分野を中心とするAIビジネスであるAIZE(アイズ)部門に大別される。
SI部門は、企業等のシステム開発案件に関し、元請先となるSIer等への技術者派遣を中心にサービスを提供している。21/8期において、案件種類別売上高比率は、基幹システム49%、Webシステム35%、インフラ4%、保守3%、制御・組込系2%、その他7%であった。
エンドユーザーの業種は、サービス、通信、流通、金融、公共、製造、保険、教育、印刷等、多岐に亘っている。同社がエンドユーザーから直接受注するプライム比率は、21/8期において12.6%であった。
AIZE部門は、同社が自社開発したAIエンジンである画像認識プラットフォームAIZEを用いて、様々な業種、業態にサービスを提供している。同社は、14年8月に囲碁AIプロジェクトチームを発足してAIの研究開発に乗り出し、19年3月にAIZEの提供を開始した。
(2022年6月3日時点)