STI Foods Holdings(2932 TSE Standard)
概要(レポートから抜粋)
◆ 会社概要
・STIフードホールディングス(以下、同社)は、水産原料素材の調達から製造・販売までを自社で一貫して行う水産食品メーカーである。セブン‐イレブン向けの食品または食材を多く扱っている。
◆ 21年12月期決算
・21/12期決算は、売上高26,264百万円(前期比13.9%増)、営業利益1,723百万円(同30.2%増)となった。第2四半期までは売上総利益率は高い水準で推移し、会社計画は上方修正されたが、第3四半期以降は原材料価格の上昇等により売上総利益率が低下し、利益は伸び悩んだ。
◆ 22年12月期業績予想
・22/12期業績について、同社は、売上高28,000百万円(前期比6.6%増)、営業利益1,500百万円(同13.0%減)を計画している。22/12期より新収益認識基準の適用となり、前期比は旧基準の前期との比較である。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、22/12期の業績を、売上高28,058百万円(前期比6.8%増)、営業利益1,519百万円(同11.8%減)と、会社計画とほぼ同じ水準を予想した。会社想定通りに生産能力が拡大していくとともに、生産性向上等で原材料価格上昇の影響をカバーすることによって前期並みの売上総利益率が保たれるという前提で予想した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、生産能力の拡大により、23/12期は前期比22.1%増収、24/12期は同14.8%増収となり、売上高営業利益率は23/12期5.3%、24/12期5.9%と予想した。
・同社は生産能力の拡大を成長戦略の根幹に置いており、目下の課題は、近畿圏工場の立ち上げである。22年5月に建設用地を取得したところであり、竣工時期と竣工後の稼働率の動向に注目したい。また、費用面では為替の変動を含めた原材料価格の動向に注意を払っておきたい。
・STIフードホールディングス(以下、同社)は、水産原料素材の調達から製造・販売までを自社で一貫して行う水産食品メーカーである。セブン‐イレブン向けの食品または食材を多く扱っている。
◆ 21年12月期決算
・21/12期決算は、売上高26,264百万円(前期比13.9%増)、営業利益1,723百万円(同30.2%増)となった。第2四半期までは売上総利益率は高い水準で推移し、会社計画は上方修正されたが、第3四半期以降は原材料価格の上昇等により売上総利益率が低下し、利益は伸び悩んだ。
◆ 22年12月期業績予想
・22/12期業績について、同社は、売上高28,000百万円(前期比6.6%増)、営業利益1,500百万円(同13.0%減)を計画している。22/12期より新収益認識基準の適用となり、前期比は旧基準の前期との比較である。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、22/12期の業績を、売上高28,058百万円(前期比6.8%増)、営業利益1,519百万円(同11.8%減)と、会社計画とほぼ同じ水準を予想した。会社想定通りに生産能力が拡大していくとともに、生産性向上等で原材料価格上昇の影響をカバーすることによって前期並みの売上総利益率が保たれるという前提で予想した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、生産能力の拡大により、23/12期は前期比22.1%増収、24/12期は同14.8%増収となり、売上高営業利益率は23/12期5.3%、24/12期5.9%と予想した。
・同社は生産能力の拡大を成長戦略の根幹に置いており、目下の課題は、近畿圏工場の立ち上げである。22年5月に建設用地を取得したところであり、竣工時期と竣工後の稼働率の動向に注目したい。また、費用面では為替の変動を含めた原材料価格の動向に注意を払っておきたい。