概要(レポートから抜粋)
◆ 会社概要
・バルテス(以下、同社)は、「品質向上のトータルサポート企業」として、ソフトウェアテストを中心としたサービスを提供する企業である。
◆ 21年3月期決算
・21/3期決算は、売上高5,262百万円(前期比7.9%増)、営業利益344百万円(同7.2%増)となった。第1四半期決算とともに公表された会社計画に対する達成率が売上高93.4%、営業利益80.4%に留まったのは、新型コロナウイルス禍の影響で、IT投資を抑制した取引先が発生したことに加え、遅延した開発案件があったことが要因である。
◆ 22年3月期業績予想
・22/3期業績について、同社は、売上高6,451百万円(前期比22.5%増)、営業利益464百万円(同34.8%増)を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、22/3期の業績予想を、売上高6,350百万円(前期比20.7%増)、営業利益455百万円(同32.1%増)とした。主力のソフトウェアテストサービス事業において、テストエンジニアの増加と、エンタープライズ領域での案件増加によるエンジニア単価の上昇が業績を牽引する展開を予想するとともに、それ以外の事業でも増収増益となる展開を想定した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、23/3期は前期比19.8%増収、24/3期は同17.1%増収となり、売上高営業利益率は24/3期に9.4%まで上昇すると予想した。
・当面はテストエンジニアの増員ペースが事業拡大ペースを決める状況は変わらない。ソフトウェアテストサービス事業でエンタープライズ領域へ注力していく方針から、中期的には上流工程に関係するWeb/モバイルアプリ開発サービス事業との連携の強化が必要と当センターでは考えている。22/3期投入予定のセキュリティ分野の新規サービスは、その連携を具現化するものとなる可能性があり、その動向には注目していきたい。
・バルテス(以下、同社)は、「品質向上のトータルサポート企業」として、ソフトウェアテストを中心としたサービスを提供する企業である。
◆ 21年3月期決算
・21/3期決算は、売上高5,262百万円(前期比7.9%増)、営業利益344百万円(同7.2%増)となった。第1四半期決算とともに公表された会社計画に対する達成率が売上高93.4%、営業利益80.4%に留まったのは、新型コロナウイルス禍の影響で、IT投資を抑制した取引先が発生したことに加え、遅延した開発案件があったことが要因である。
◆ 22年3月期業績予想
・22/3期業績について、同社は、売上高6,451百万円(前期比22.5%増)、営業利益464百万円(同34.8%増)を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、22/3期の業績予想を、売上高6,350百万円(前期比20.7%増)、営業利益455百万円(同32.1%増)とした。主力のソフトウェアテストサービス事業において、テストエンジニアの増加と、エンタープライズ領域での案件増加によるエンジニア単価の上昇が業績を牽引する展開を予想するとともに、それ以外の事業でも増収増益となる展開を想定した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、23/3期は前期比19.8%増収、24/3期は同17.1%増収となり、売上高営業利益率は24/3期に9.4%まで上昇すると予想した。
・当面はテストエンジニアの増員ペースが事業拡大ペースを決める状況は変わらない。ソフトウェアテストサービス事業でエンタープライズ領域へ注力していく方針から、中期的には上流工程に関係するWeb/モバイルアプリ開発サービス事業との連携の強化が必要と当センターでは考えている。22/3期投入予定のセキュリティ分野の新規サービスは、その連携を具現化するものとなる可能性があり、その動向には注目していきたい。