概要(レポートから抜粋)
◆使い捨てコンタクトレンズのファブレス製造
・販売会社・シンシア(以下、同社)は、1日使い捨て、2週間交換、1カ月交換タイプといった使い捨てコンタクトレンズを中心としたコンタクトレンズのファブレス製造・販売会社である。
◆17年12月期実績と業績予想
・17/12期の連結業績は、最大手顧客からの受注が振るわず、売上高4,343百万円(前期比11.7%減)、営業利益270百万円(同53.3%減)であった。18/12期は、新製品投入までの端境期に当たる中、広告宣伝費を積極的に投入する計画で、同社は売上高4,133百万円( 同4.8%減)、営業利益65百万円(同75.8%減)を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18/12期業績について、売上高4,148百万円(前期比4.5%減)、営業利益77百万円(同71.3%減)と予想する 。特にカラーコンタクトレンズのOEM売上高が、一部顧客の事業撤退等の影響もあり、大幅減少を予想する。
・19/12期、20/12期については、足元で行っているブランド力強化、販路拡大、新製品投入が徐々に貢献することを予想し、増収率は2年連続で3.9%を見込む。広告宣伝費を大幅に増加させたのちは、徐々に減少させる前提で、営業増益率は、それぞれ89.8%、28.5%を予想する。
◆ブランド力の強化
・同社は、インターネット通販の競合激化で差別化が難しくなる中、自社ブランド製品の強化に取り組んでいる。ブランド確立のための広告宣伝費増、新製品開発、新販路の開拓等行っており、先行投資期にあたる。来期以降は、これら施策の成果次第で、業績が急回復する可能性がある。
◆投資に際しての留意点
・同社の売上の約5割をOEM売上に依存している。OEM売上は、自社ブランド製品の売上と比較して、販売先企業の都合、需要等で大きく変動する。
・販売会社・シンシア(以下、同社)は、1日使い捨て、2週間交換、1カ月交換タイプといった使い捨てコンタクトレンズを中心としたコンタクトレンズのファブレス製造・販売会社である。
◆17年12月期実績と業績予想
・17/12期の連結業績は、最大手顧客からの受注が振るわず、売上高4,343百万円(前期比11.7%減)、営業利益270百万円(同53.3%減)であった。18/12期は、新製品投入までの端境期に当たる中、広告宣伝費を積極的に投入する計画で、同社は売上高4,133百万円( 同4.8%減)、営業利益65百万円(同75.8%減)を見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、18/12期業績について、売上高4,148百万円(前期比4.5%減)、営業利益77百万円(同71.3%減)と予想する 。特にカラーコンタクトレンズのOEM売上高が、一部顧客の事業撤退等の影響もあり、大幅減少を予想する。
・19/12期、20/12期については、足元で行っているブランド力強化、販路拡大、新製品投入が徐々に貢献することを予想し、増収率は2年連続で3.9%を見込む。広告宣伝費を大幅に増加させたのちは、徐々に減少させる前提で、営業増益率は、それぞれ89.8%、28.5%を予想する。
◆ブランド力の強化
・同社は、インターネット通販の競合激化で差別化が難しくなる中、自社ブランド製品の強化に取り組んでいる。ブランド確立のための広告宣伝費増、新製品開発、新販路の開拓等行っており、先行投資期にあたる。来期以降は、これら施策の成果次第で、業績が急回復する可能性がある。
◆投資に際しての留意点
・同社の売上の約5割をOEM売上に依存している。OEM売上は、自社ブランド製品の売上と比較して、販売先企業の都合、需要等で大きく変動する。