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- 2023年12月22日 ALiNKインターネット アップデートレポート
- 2022年11月4日 ALiNKインターネット アップデートレポート
- 2021年8月20日 ALiNKインターネット アップデートレポート
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事業内容(レポートから抜粋)
天気予報専門の大手メディア「tenki.jp」を運営
ALiNKインターネットは、「気象情報×インターネット」を事業領域とする企業で、天気予報専門メディアである「tenki.jp(てんきじぇーぴー)」を、一般財団法人日本気象協会(東京都豊島区)との共同事業として運営している。
「tenki.jp」は、インターネットに情報を提供する天気予報専門メディア大手3サービスの一角を占めている。
ALiNKインターネットの事業はtenki.jp事業の単一セグメントである。その他の売上高もあるがその構成比はわずかで、大半がtenki.jpによるものである。
(2023年12月22日時点)
沿革(レポートから抜粋)
現代表取締役CEOの池田洋人氏は、97年4月に気象情報会社のハレックスに入社して気象業界に入った。99年10月に気象予報士を取得した後、02年5月に気象情報会社のウェザーライン(現ライフビジネスウェザー(東京都中央区))に移った。
気象業界に入った当初は、池田氏は法人に対して気象情報を提供するBtoB型の気象ビジネスに携わっていたが、対個人のメディアを通じて気象情報を提供するBtoC型の気象ビジネスへの興味が高まっていった。
そのため、03年6月にヤフー(東京都千代田区)に移り、同社の現取締役CTOの松本修士氏とともに、現在の形での「Yahoo!天気情報(現Yahoo!天気・災害)」のサービスを立ち上げた。
「Yahoo!天気情報」のサービス立ち上げ後、池田氏はフリーランスとして活動していた。そのフリーランスの時に、池田氏に「tenki.jp」への参画を依頼したのが、日本気象協会である。
「tenki.jp」は、日本気象協会が97年に公益事業として始めたウェブサイト「防災気象情報サービス」が前身であり、02年に「tenki.jp」としてリニューアルし、収益事業に転換した。
日本気象協会は従来BtoB型の事業を中心に行っていたため、BtoC型の事業を収益化することに関しての知見が少なく、なかなか収益が伸びずにいた。そのような時に、「Yahoo!天気情報」を立ち上げた実績を有する池田氏に声がかかったのである。
日本気象協会としては個人と契約することが難しいため、池田氏の親族が経営するありんくに池田氏が取締役として入社し、05年4月に、ありんくが日本気象協会に対して営業支援を行う契約が締結された。
その後、松本修士氏もありんくに加わり、システム面での対応力が強化された。08年4月には、日本気象協会との業務委託契約となり、営業支援だけでなく、「tenki.jp」の事業計画の作成やウェブサイトの企画設計等にも関わるようになっていった。
このように「tenki.jp」へ関与する領域を広げていった結果、11年10月にありんくは日本気象協会と業務提携契約を締結するに至り、現在の共同事業として展開していく形態が確立した。
なお、13年3月に同社を設立したのに伴い、ありんくが保有していた一切の権利義務が同社に譲渡され、同社と日本気象協会との共同事業になった。
そして、19年12月には東京証券取引所マザーズへの上場を果たし、現在に至っている。
(2021年8月20日時点)