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アンビスホールディングス

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2019.10.11)

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概要(レポートから抜粋)

◆医療施設型ホスピス「医心館」を運営する企業
アンビスホールディングス(以下、同社)グループは医療施設型ホスピス「医心館」を運営している。継続的な医療が必要な慢性期注1や終末期の人で、現在の医療制度のもとでは病院にいられず、在宅療養では家族の負担が大きすぎて続かないという「行き場を失くした」人に、多職種地域連携のもとで療養生活の場を提供するのが「医心館」である。

同社は、16年10月に単独株式移転により設立され、13年9月に設立されたアンビスを100%子会社とする持株会社体制へ移行した。同社グループは、同社と、連結子会社のアンビスの合計2社で 構成されている。

「医心館」はアンビスが設立されて以来、約6年で1都9県に展開しており、19年8月末時点で19施設786室となっている。なお、「医心館」は、首都圏等の大都市部では「都市型モデル」として集中的な出店によるドミナント戦略で、地方都市では「地方都市モデル」として、他社に先行して出店することで先行者利益を獲得する高シェア戦略での出店をそれぞれ志向している。両モデルの売上高はほぼ拮抗しており、19/9期第3四半期累計期間においては、「都市型モデル」の施設の売上構成比54.2%となっている。

◆「四方よし」の医心館モデル
医心館には、病気になった人、医療機関、地域社会、同社の4者が関わっているが、それぞれにとってメリットがあるビジネスモデルである。病気になった人の中には、医療依存度が高いものの自宅等で看護や介護を十分に得ることが難しい人が存在する。がんの末期状態にある人、特定疾患等の難治性の病気を持つ人、人工呼吸器の装着や気管切開で呼吸管理が必要な人、重度障害により在宅での日常生活が困難な人、看取り対応の人等がそれに該当する。

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