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概要(レポートから抜粋)

◆ ビッグデータ・AIソリューションサービス等を展開する
・テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(以下、同社)は、AI製品等によるサブスクリプションサービス(ストック型サービス)と、データ解析、分析基盤構築等の個別プロジェクトによるビッグデータ・AIソリューションサービス(フロー型サービス)を展開する情報サービス企業である。

◆ 21年3月期上期決算は5%減収、営業赤字転落
・21/3期第2四半期累計期間(以下、上期)の決算については、売上高は前年同期比5.3%減にとどまったものの、営業損益は前年同期の4百万円の利益から29百万円の損失に転じた。新型コロナウイルス問題を背景とした売上高の落込みに、技術者の増員による売上総利益率の大幅な低下が加わり、営業損失の計上を余儀なくされた。

◆ 21年3月期の会社計画は大幅に下方修正された
・21/3期について同社は、新型コロナウイルス問題に伴うフロー型サービスの環境悪化を受けて予想を見直し、期初計画に対して、売上高を200~235百万円、営業利益を165~200百万円減額した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、新型コロナウイルス問題の影響等を踏まえて21/3期の業績予想を見直し、売上高を1,609百万円→1,370百万円、営業利益を205百万円→30百万円に下方修正した。

◆ 中期予想も減額するものの、22年3月期以降の業績回復を予想
・当センターでは、新型コロナウイルス問題による業績悪化が21/3期で一巡するものの、その後の回復ペースは従来想定よりも鈍化すると考え、22/3期以降の予想も引下げた。ただ、既存顧客による発注が徐々に増加すると考え、22/3期は12.8%増収、86.0%営業増益、23/3期は9.0%増収、40.9%営業増益と予想した。

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