概要(レポートから抜粋)
1.会社概要
・ディーエムソリューションズ(以下、同社)は、ダイレクトメールの発送代行を主な事業とする。インターネット関連の事業も展開している。
2.財務面の分析
・12/3期~17/3期は、主力のダイレクトメール事業が牽引して、年平均22.5%の増収、同17.0%の経常増益となった。一方、Googleによる検索結果表示の方針変更の影響や、物流拠点開設のための費用増により、15/3期と16/3期に減益を経験した。・同業及び同業でないが同社と類似性のあるビジネスモデルを持つ上場企業との比較では、成長性が高い一方、自己資本の蓄積がまだ進んでいない状況がうかがえる。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、6カ所の物流拠点にあると考えられる。蓄積された オペレーション及び顧客の要望への対応ノウハウは、価格競争力及び顧客満足度を高め、顧客資産の拡大につながっている。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、ダイレクトメール事業での大規模案件の受注強化とEC等の商品発送業務全体を受託するフルフィルメントサービスの拡大、インターネット事業での収益の安定性の確保が挙げられる。
・ダイレクトメール事業では受託拡大とサービス拠点拡大が、インターネット事業では新サービスの順次投入が当面の成長戦略となる。また、現段階では限定的な両事業のシナジー効果の追求も進めていくとしている。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、縮小する業界で設備投資をし続けた点を評価している。設備投資をし続けたことで、同社の設備及びオペレーションノウハウが競争力の源泉となり、業界の動向に逆行する形で成長し続けてきた。
・一方、インターネット事業は、収益性は高いものの、競争環境や検索エンジン大手への依存度を考えると、業績の不安定性は拭いきれないと考える。
・ディーエムソリューションズ(以下、同社)は、ダイレクトメールの発送代行を主な事業とする。インターネット関連の事業も展開している。
2.財務面の分析
・12/3期~17/3期は、主力のダイレクトメール事業が牽引して、年平均22.5%の増収、同17.0%の経常増益となった。一方、Googleによる検索結果表示の方針変更の影響や、物流拠点開設のための費用増により、15/3期と16/3期に減益を経験した。・同業及び同業でないが同社と類似性のあるビジネスモデルを持つ上場企業との比較では、成長性が高い一方、自己資本の蓄積がまだ進んでいない状況がうかがえる。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、6カ所の物流拠点にあると考えられる。蓄積された オペレーション及び顧客の要望への対応ノウハウは、価格競争力及び顧客満足度を高め、顧客資産の拡大につながっている。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、ダイレクトメール事業での大規模案件の受注強化とEC等の商品発送業務全体を受託するフルフィルメントサービスの拡大、インターネット事業での収益の安定性の確保が挙げられる。
・ダイレクトメール事業では受託拡大とサービス拠点拡大が、インターネット事業では新サービスの順次投入が当面の成長戦略となる。また、現段階では限定的な両事業のシナジー効果の追求も進めていくとしている。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、縮小する業界で設備投資をし続けた点を評価している。設備投資をし続けたことで、同社の設備及びオペレーションノウハウが競争力の源泉となり、業界の動向に逆行する形で成長し続けてきた。
・一方、インターネット事業は、収益性は高いものの、競争環境や検索エンジン大手への依存度を考えると、業績の不安定性は拭いきれないと考える。