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6190 東証グロース(サービス業)

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フェニックスバイオ

ベーシックレポート

(公開日 2017.02.03)

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概要(レポートから抜粋)

1.会社の概要
・ フェニックスバイオ(以下、同社)は、前臨床試験までの段階において、創薬におけるヒトへの影響度の確認を行うための動物として、PXB マウスと呼ばれるキメラマウスを提供している企業である。
2.財務面の分析
・同社は、15/3 期に事業を譲渡したため減収となったが、この影響を除けば、12/3 期以降順調に売上を伸ばしてきた。また、固定費が大きく、経常利益は 13/3 期までは赤字であったが、14/3 期以降は損益分岐点売上を超え黒字が定着した。
・他社比較では、類似企業は赤字か収益性が低い企業が多いが、同社は、事業が安定している。同社の自己資本比率は非常に高い水準にあるが、固定費率が高く、医薬品開発の終了や規制の動向により売上高が大きく減少した際には赤字に陥るリスクも高いため、財務の安全性には注意を払っておく必要があろう。
3.非財務面の分析
・知的資本の源泉は、特許を取得しているトランスジェニックマウスの作製手法と安定して PXB マウスを生産する運営ノウハウにある。
4.経営戦略の分析
・ 同社は、DMPK/Tox 関連・PXB-Cells の売上拡大を成長ドライバーと考えている。そのために、北米での販路拡大を重要施策と考えており、生産体制確立、認知度向上に向け積極展開している。
5.アナリストの評価
・ 同社の PXB マウスはヒト肝細胞を安定的に市場に提供する手段として、その認知度の向上と共に、他の安全性試験の一部を代替する形で拡大していくことが予想され、安定した成長が見込まれる。
・ ただし、B 型肝炎の治療薬の完成、iPS 細胞によるヒト肝細胞提供、規制の変化等により事業環境が変化しやすいことも認識する必要があろう。

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