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438A 東証グロース(情報・通信)

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インフキュリオン

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2025.10.28)

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概要(レポートから抜粋)

インフキュリオングループは、インフキュリオンと子会社3社からなり、消費者向け(以下、BtoC)取引から事業者間(以下、BtoB)取引まで、様々な産業の事業者や金融機関に決済・金融機能を実装するプラットフォームをクラウド上で展開しているフィンテック企業である。

24年8月には、BtoB決済領域でのプラットフォーム構築を目指し、三井住友銀行及び三井住友カード(以下、SMBCグループ)と資本業務提携を行い、三井住友フィナンシャルグループ(8316東証プライム)の持分法適用会社(被所有割合29.3%)となった。25年4月には、SMBCグループが提供する法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk(トランク)」の開発への参画を発表した。

インフキュリオンの事業セグメントは、クレジットカード発行やアプリへのキャッシュレス決済機能の搭載等、事業者に支払手段に関するサービスを提供するペイメントプラットフォーム事業、クレジットカードの加盟店等、物やサービスを提供して資金を受け取る事業者向けにサービスを提供するマーチャントプラットフォーム事業、同社サービスの導入コンサルティングを含む、決済・金融領域のコンサルティングサービスを提供するコンサルティング事業からなる。

25/3期の売上高構成比は、ペイメントプラットフォーム事業が51.0%、マーチャントプラットフォーム事業が28.0%、コンサルティング事業が21.0%であった。

売上形態別には、初期導入時の開発や追加開発、決済端末の販売等に伴うフロー収入、サービスの基本料や、決済処理金額・処理件数に連動する従量型課金収入等のストック収入、及びコンサルティング収入に分類される。25/3期の売上高構成比は、フロー収入が48.2%、ストック収入が30.8%、コンサルティング収入が21.0%であった。

<ペイメントプラットフォーム事業>
ペイメントプラットフォーム事業では、金融機関や事業者のサービスに、クラウド上の同社の決済・金融ソリューションをAPIで接続し、組み込み型の金融機能を提供している。インフキュリオンと子会社のネストエッグが担当している。

主要サービスとしては、スマートフォン上で決済ができるオリジナルPayの構築をサポートするWallet Station(ウォレットステーション)、VisaやJCB等の国際ブランドのクレジットカード発行プラットフォームのXard(エクサード)、企業間の請求書のカード支払いプラットフォームのWinvoice(ウィンボイス)がある。

<マーチャントプラットフォーム事業>
マーチャントプラットフォーム事業では、店舗のキャッシュレス化、デジタル化を推進するプラットフォームを提供している、同社と子会社のリンク・プロセシングが担当している。

主要サービスとしては、クレジットカード等の加盟店向けに決済端末の提供等を行うキャッシュレスソリューションの「Anywhere」がある。開発中のサービスとしては、CCIグループ(7381東証プライム、旧北國フィナンシャルホールディングス)と共同で開発を行っている、クレジットカードの加盟店開拓や管理を行うアクワイアラ向けの、フルクラウド型アクワイアリングシステムがある。

< コンサルティング事業>
コンサルティング事業は、子会社のインフキュリオン・コンサルティングが担当している。インフキュリオンは06年の創業以来、決済・金融領域におけるコンサルティングサービスを提供しており、業界課題の把握や今後の動向について精通している。コンサルティング業務は、ペイメントプラットフォーム事業やマーチャントプラットフォーム事業のサービス導入支援の役割も果たしている。

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インフキュリオン|新規上場会社紹介レポート
https://holistic-r.org/report/438a/

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