概要(レポートから抜粋)
◆ 会社概要
・大阪油化工業(以下、同社)は、化学業界の分離精製分野において、精密蒸留を専業とする企業である。創業来 70 年に及ぶ技術・ノウハウの蓄積と、顧客企業のどのプロセスにも対応できる一貫体制を強みとする。
◆ 20 年 9 月期第 2 四半期累計期間決算
・20/9 期第 2 四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高 465 百万円(前年同期比 1.6%減)、営業利益 56 百万円(同 190.0%増)となった(前年同期比は 19/9 期上期単体との比較)。通期計画に対する進捗率は、売上高が 37.8%、営業利益が 74.1%となった。一部案件の期ずれによって微減収となったが、売上総利益率の改善と販管費の増加の抑制により、売上高営業利益率は大きく改善した。
◆ 20 年 9 月期業績予想
・20/9期業績について、同社は、売上高1,230百万円(前期比13.0%増)、営業利益 76 百万円(同 29.4%減)とし、期初計画を据え置いている。子会社設立によるプラントサービスへの本格展開と設備増強を通じた増収を目指すが、人件費や減価償却費の増加で減益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/9 期の業績を、売上高 1,262 百万円(前期比 16.0%増)、営業利益 88 百万円(同 17.9%減)と会社計画を若干上回る水準を予想した。下期の大型プラント案件の売上等により増収が見込まれるものの、費用計上が先行して売上高営業利益率は前期比 2.9%ポイントの低下の 7.0%になるものと予想した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、売上高は 21/9 期は 9.6%、22/9 期は 15.4%の増収となり、売上総利益率の改善と売上高販管費率の緩やかな低下により、22/9 期
の売上高営業利益率は 14.3%にまで回復すると予想した。
・20/9 期の増強設備の稼働開始とプラントサービスの子会社設立は、大型の設備を自社で保有しようとする顧客の需要に対応するためのものであり、これが中期的な業績拡大につながるかどうかに注目していきたい。
・大阪油化工業(以下、同社)は、化学業界の分離精製分野において、精密蒸留を専業とする企業である。創業来 70 年に及ぶ技術・ノウハウの蓄積と、顧客企業のどのプロセスにも対応できる一貫体制を強みとする。
◆ 20 年 9 月期第 2 四半期累計期間決算
・20/9 期第 2 四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高 465 百万円(前年同期比 1.6%減)、営業利益 56 百万円(同 190.0%増)となった(前年同期比は 19/9 期上期単体との比較)。通期計画に対する進捗率は、売上高が 37.8%、営業利益が 74.1%となった。一部案件の期ずれによって微減収となったが、売上総利益率の改善と販管費の増加の抑制により、売上高営業利益率は大きく改善した。
◆ 20 年 9 月期業績予想
・20/9期業績について、同社は、売上高1,230百万円(前期比13.0%増)、営業利益 76 百万円(同 29.4%減)とし、期初計画を据え置いている。子会社設立によるプラントサービスへの本格展開と設備増強を通じた増収を目指すが、人件費や減価償却費の増加で減益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/9 期の業績を、売上高 1,262 百万円(前期比 16.0%増)、営業利益 88 百万円(同 17.9%減)と会社計画を若干上回る水準を予想した。下期の大型プラント案件の売上等により増収が見込まれるものの、費用計上が先行して売上高営業利益率は前期比 2.9%ポイントの低下の 7.0%になるものと予想した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、売上高は 21/9 期は 9.6%、22/9 期は 15.4%の増収となり、売上総利益率の改善と売上高販管費率の緩やかな低下により、22/9 期
の売上高営業利益率は 14.3%にまで回復すると予想した。
・20/9 期の増強設備の稼働開始とプラントサービスの子会社設立は、大型の設備を自社で保有しようとする顧客の需要に対応するためのものであり、これが中期的な業績拡大につながるかどうかに注目していきたい。