概要(レポートから抜粋)
1.会社概要
・ノムラシステムコーポレーション(以下、同社)は、独SAP社製ERPソフトウェアの導入支援及び保守サービス等を提供する独立系のITコンサルティング会社である。
・元請け(以下、プライム)としてエンドユーザーに直接販売する取引と、大手コンサルティング会社やシステムインテグレーターを経由した間接取引を通じて、サービスを提供している。直接取引と間接取引の比率は1:4となっている(16/12期)。
2.財務面の分析
・11/12期~16/12期の 期間では、高利益 率であるプライム案件の売上高比率の上昇などを背景に、売上高は年平均6.2%、経常利益は同29.3%増加した。
・安全性、収益性、成長性の観点で他社に比べ魅力的な水準にある。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、SAP ERP人事分野への積極的な取り組み姿勢にある。
4.経営戦略の分析
・コンサルタントの増強やSAP社認定コンサルタント資格の取得促進によって、プライム売上高の構成比を34%以上に引き上げ、経常利益率を15%以上に向上させる方針を掲げている。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、17/12期についてはプライム売上高の構成比が大幅に上昇すると見込み、会社計画を上回る前期比2.8%増収、35.1%営業増益を予想している。18/12期以降も、プライム売上高の構成比が徐々に高まると想定し、一桁の増収増益が続くと見込んでいる。
・同社の事業はSAP ERP関連に大きく依存しているため、SAP社製品の競争力が 低下する可能性や、業界の人手不足が深刻化する可能性に注意が必要である。
・ノムラシステムコーポレーション(以下、同社)は、独SAP社製ERPソフトウェアの導入支援及び保守サービス等を提供する独立系のITコンサルティング会社である。
・元請け(以下、プライム)としてエンドユーザーに直接販売する取引と、大手コンサルティング会社やシステムインテグレーターを経由した間接取引を通じて、サービスを提供している。直接取引と間接取引の比率は1:4となっている(16/12期)。
2.財務面の分析
・11/12期~16/12期の 期間では、高利益 率であるプライム案件の売上高比率の上昇などを背景に、売上高は年平均6.2%、経常利益は同29.3%増加した。
・安全性、収益性、成長性の観点で他社に比べ魅力的な水準にある。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、SAP ERP人事分野への積極的な取り組み姿勢にある。
4.経営戦略の分析
・コンサルタントの増強やSAP社認定コンサルタント資格の取得促進によって、プライム売上高の構成比を34%以上に引き上げ、経常利益率を15%以上に向上させる方針を掲げている。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、17/12期についてはプライム売上高の構成比が大幅に上昇すると見込み、会社計画を上回る前期比2.8%増収、35.1%営業増益を予想している。18/12期以降も、プライム売上高の構成比が徐々に高まると想定し、一桁の増収増益が続くと見込んでいる。
・同社の事業はSAP ERP関連に大きく依存しているため、SAP社製品の競争力が 低下する可能性や、業界の人手不足が深刻化する可能性に注意が必要である。