概要(レポートから抜粋)
1.会社概要
・イオレ (以下、同社)は、「らくらく連絡網」のサービスを中核に、自社メディアの運営と他社メディアの広告運用(運用型広告)のサービスを行う。19/3期の事業転換により、採用広告分野での運用型広告に注力する方向に舵を切った。
2.財務面の分析
・開示のある13/3期以降5期連続増収だが、広告サービスの「pinpoint」立ち上げや上場に向けた管理体制強化のため、15/3期は経常利益が大きく落ち込んだ。「pinpoint」が収益化した17/3期以降は過去最高の経常利益を更新した。
・運用型広告で「pinpoint」に近いサービスを持つ上場企業との比較では、安全性には優位性がある。また、他社より売上高営業利益率が高く、売上高の成長性が低いが、事業転換前の財務指標のためという可能性もあり、事業転換後の財務指標の確認を待ちたい。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、組織資本の知的財産・ノウハウに属する「らくらく連絡網」と「pinpoint DMP」に蓄積されてきたデータである。これらのデータ蓄積が既存サービスの品質向上や新サービスの創出につながり、顧客拡大、更なるデータ蓄積という好循環を生み出すことになる。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、19/3期に行った事業転換の成果の追求のほか、優秀な人材の確保や知名度の向上が挙げられる。
・攻略すべき採用広告市場の運用型広告の分野で、リーディングカンパニーとなることが目標で、同分野で売上高を伸ばすことが戦略の根幹である。そのため、販売チャネルの改変、新サービスの展開を行っていく。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、優先順位を明確にする経営で19/3期の事業転換を乗り切ったものと評価する。今後求められる注力分野の増収については、そのスピードに着目する必要があると考える。
・イオレ (以下、同社)は、「らくらく連絡網」のサービスを中核に、自社メディアの運営と他社メディアの広告運用(運用型広告)のサービスを行う。19/3期の事業転換により、採用広告分野での運用型広告に注力する方向に舵を切った。
2.財務面の分析
・開示のある13/3期以降5期連続増収だが、広告サービスの「pinpoint」立ち上げや上場に向けた管理体制強化のため、15/3期は経常利益が大きく落ち込んだ。「pinpoint」が収益化した17/3期以降は過去最高の経常利益を更新した。
・運用型広告で「pinpoint」に近いサービスを持つ上場企業との比較では、安全性には優位性がある。また、他社より売上高営業利益率が高く、売上高の成長性が低いが、事業転換前の財務指標のためという可能性もあり、事業転換後の財務指標の確認を待ちたい。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、組織資本の知的財産・ノウハウに属する「らくらく連絡網」と「pinpoint DMP」に蓄積されてきたデータである。これらのデータ蓄積が既存サービスの品質向上や新サービスの創出につながり、顧客拡大、更なるデータ蓄積という好循環を生み出すことになる。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、19/3期に行った事業転換の成果の追求のほか、優秀な人材の確保や知名度の向上が挙げられる。
・攻略すべき採用広告市場の運用型広告の分野で、リーディングカンパニーとなることが目標で、同分野で売上高を伸ばすことが戦略の根幹である。そのため、販売チャネルの改変、新サービスの展開を行っていく。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、優先順位を明確にする経営で19/3期の事業転換を乗り切ったものと評価する。今後求められる注力分野の増収については、そのスピードに着目する必要があると考える。