概要(レポートから抜粋)
◆ 会社概要
・田中建設工業(以下、同社)は、一都三県を中心に展開する、建築構造物の解体工事の施工監理に特化した「持たざる経営」をする建設会社である。解体の対象はビルや集合住宅、商業施設等が中心である。
◆ 22年3月期決算
・22/3期決算は、売上高9,824百万円(前期比9.0%増)、営業利益1,418百万円(同1.1%減)、受注高9,941百万円(同11.1%増)となった。これまでの営業力強化策が奏功して新規受注高が増加し、過去最高の売上高となった。一方、一部大型案件での原価増があり、微減益となった。
◆ 23年3月期業績予想
・23/3期業績について、同社は、売上高10,300百万円(前期比4.8%増)、営業利益1,468百万円(同3.5%増)を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、23/3期の業績予想を、売上高10,442百万円(前期比6.3%増)、営業利益1,519百万円(同7.1%増)とした。売上高については堅調な需要環境が続くことを前提としている。利益については前期の原価増案件の影響がなくなることによる売上総利益率改善と、会社計画よりやや少ない販管費の増加を想定し、会社計画を若干上回る水準を予想した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、24/3期は前期比6.9%増収、25/3期は同7.0%増収となり、売上高営業利益率は24/3期14.7%、25/3期14.9%と推移していくと予想した。
・同社は25/3期に売上高100億円、営業利益12億円を目標とする中期計画を掲げているが、売上高目標は23/3期に達成する見込みであり、営業利益も21/3期以降目標を上回っている。中期経営計画の要諦は技術社員を始めとする人員の増強であり、前倒しのペースで進んでいる。当センターでは採用計画、人員の戦力化の進捗に注視しつつ、25/3期に向けて現行の中期計画をどのくらい超過するかに注目している。
・田中建設工業(以下、同社)は、一都三県を中心に展開する、建築構造物の解体工事の施工監理に特化した「持たざる経営」をする建設会社である。解体の対象はビルや集合住宅、商業施設等が中心である。
◆ 22年3月期決算
・22/3期決算は、売上高9,824百万円(前期比9.0%増)、営業利益1,418百万円(同1.1%減)、受注高9,941百万円(同11.1%増)となった。これまでの営業力強化策が奏功して新規受注高が増加し、過去最高の売上高となった。一方、一部大型案件での原価増があり、微減益となった。
◆ 23年3月期業績予想
・23/3期業績について、同社は、売上高10,300百万円(前期比4.8%増)、営業利益1,468百万円(同3.5%増)を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、23/3期の業績予想を、売上高10,442百万円(前期比6.3%増)、営業利益1,519百万円(同7.1%増)とした。売上高については堅調な需要環境が続くことを前提としている。利益については前期の原価増案件の影響がなくなることによる売上総利益率改善と、会社計画よりやや少ない販管費の増加を想定し、会社計画を若干上回る水準を予想した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、24/3期は前期比6.9%増収、25/3期は同7.0%増収となり、売上高営業利益率は24/3期14.7%、25/3期14.9%と推移していくと予想した。
・同社は25/3期に売上高100億円、営業利益12億円を目標とする中期計画を掲げているが、売上高目標は23/3期に達成する見込みであり、営業利益も21/3期以降目標を上回っている。中期経営計画の要諦は技術社員を始めとする人員の増強であり、前倒しのペースで進んでいる。当センターでは採用計画、人員の戦力化の進捗に注視しつつ、25/3期に向けて現行の中期計画をどのくらい超過するかに注目している。