9348 東証グロース(サービス業)
ispace
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
無人の着陸船、探査車で月面への物資輸送、月面データの収集・提供を行う
ispace(以下、同社)グループは、同社と子会社3社の合計4社からなり、月の水資源等の利用を目指した月面開発事業に取り組む、民間宇宙企業である。
同社と米国子会社のispace technologies U.S.,inc.及びルクセンブルク子会社のispace EUROPE S.A.は、月着陸船(以下、ランダー)や月面探査車(以下、ローバー)の開発・製造や各地域の顧客向けサービス提供等を行い、子会社ispace Japanは事業に必要な電波法上の無線免許を取得し電波利用を行っている。
ペイロードサービスは、顧客のペイロードを同社のランダー及びローバーに搭載して月まで輸送するサービスである。ロケット打上の1~2年前頃前から顧客のペイロードをランダー及びローバーに搭載するが、同サービスには、搭載するための技術的なアドバイスと調整、月面到着後の実験、これらに関するデータ通信等のサービス提供も含まれる。
データサービスは、ランダーやローバーに搭載する同社のカメラや各種観測機器等によって収集した月のデータを顧客に提供するサービスである。現状では売上計上はまだないが、将来的には成長が期待できるサービスであると同社では見ている。
パートナーシップサービスは、技術開発や事業開発で協業を行うパートナー企業と契約を結び、同社グループの活動をコンテンツとして利用する権利や、広告媒体上でのロゴマークの使用、データ利用権等をパッケージとして提供し、その対価を得るサービスである。
(23年4月14日時点)