5888 東証グロース(小売業)
DAIWA CYCLE
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
大阪を中心とする関西や首都圏で自転車専門店チェーン「DAIWA CYCLE」を展開
DAIWA CYCLEは、自転車及び自転車パーツ・アクセサリーの販売のほか、整備及び修理サービスを提供する自転車専門店チェーンを展開している。
1990年の創業時は大阪府八尾市で駐輪場を運営していたが、99年に自転車専門店のチェーン展開を開始した。大型自転車専門店としては後発だが、大阪府を中心とした関西エリアで店舗数を増やしてきた。大阪府では56店鋪を出店しており、大阪府での市場シェアは23%となっている。
また、07年の東京都世田谷区での初出店を皮切りに、関東エリアでも店舗を増やしてきている。
DAIWA CYCLEの事業は自転車関連販売事業の単一セグメントだが、売上高は4つの品目に区分されている。自転車が売上高の約75%、パーツ・アクセサリーが約15%を占め、残りの約10%をFC店舗からのロイヤリティとその他(修理代、自転車向け保険、大和サポートパック加入料)が占めている。
DAIWA CYCLEの主力店舗ブランドである「ダイワサイクル」の展開に関しては、(1)店舗展開、(2)商品展開、(3)店舗スタッフの確保・育成、(4)付随サービスといった点で特徴があり、後発ながらシェアを拡大してきた要因となっている。
DAIWA CYCLEの店舗ブランドには、「DAIWA CYCLE(ダイワサイクル)」、「ダイワサイクルSTYLE(ダイワサイクル スタイル)」、「ダイワサイクルプロ」の3種類がある。
主力の「DAIWA CYCLE」は郊外ロードサイドで展開している店舗ブランドである。同社は自転車を生活必需品と位置づけており、顧客の日常生活の動線に近いところに出店するため、国道沿いではなく、生活道路沿いへの出店にこだわってきた。
「DAIWA CYCLE」の売場面積は100坪~250坪で、約500台の自転車を展示している。また、出張修理サービスを含めた修理・メンテナンスのサービスも提供している。
なお、修理スペースであるピットは、店内ではなく入口のすぐ側に置かれている。店舗におけるレイアウトの工夫により、店舗スタッフは顧客とのコミュニケーションが取りやすくなり、販売増につなげている。
(2023年11月14日時点)