5619 東証グロース(情報・通信)
マーソ
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
人間ドック・健診予約の「MRSO.jp」の運営を起点にDX実装サービスを提供
マーソは、WEB予約システムを中心に、予防医療施設や自治体向けにヘルスケアDXを実装するサービスを提供している。前身はゴルフ場向けのWEB予約等のシステムを提供する三和システム(茨城県ひたちなか市)の医療事業部で、サービス展開を加速させるために分社化により15年2月に同社が設立された。
創業当初より人間ドック・健診の予約プラットフォーム「MRSO.jp(マーソドットジェーピー)」を運営し、同時に予約管理に関する顧客の業務効率化に資するDXの実装を進めてきた。この実績が買われ、新型コロナウイルス感染症ワクチンのWEB接種予約システムを提供する案件を受託し、21/12期から22/12期にかけて業績を大きく伸ばした。
マーソの事業はヘルステック事業の単一セグメントだが、売上高はサービス別に3つに区分されている。このうちの大規模接種等サービスが新型コロナウイルス感染症対策のためのワクチン接種案件によるもので、多くの大規模接種が23年3月までに終了しているため、大規模接種等サービスの売上構成比は低下している。
HCPFサービスは、人間ドック・健診の予約プラットフォーム「MRSO.jp」を提供するサービスである。「MRSO.jp」上で、受診者は人間ドック・健診のメニューを比較、検討し、予約を行うことができる。受診者にとって「MRSO.jp」は医療施設の比較検討ができるというメリットがあり、医療施設としては、顧客となりうる受診者にアプローチできるというマーケティング面でのメリットが得られる。
医療施設向けDXサービスは、人間ドック、健診WEB予約システム「MRS」を提供するサービスである。「MRS」は医療施設のホームページに設置され、ホームページ上で予約を受け付けるとともに、顧客管理や受診管理も行うことができる。
「MRS」を利用することにより、医療施設は、予約に関する業務の効率化を図るとともに、24時間予約受付等によって受診機会の拡大を図ることができる。
(2023年12月26日時点)