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4888 東証グロース(医薬品)

ステラファーマ

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

ホウ素薬剤を使うBNCTと呼ばれるがん治療法を開発するバイオベンチャー

ステラファーマ(以下、同社)は、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)と呼ばれる、放射線治療の一種で新しいがん治療法を開発するバイオベンチャーである。

現代表取締役会長の浅野智之氏が、ステラケミファ(4109東証一部)に在籍中に、ステラケミファが保有していたホウ素同位体の高濃縮技術に着目して開発を始めたのが発端であり、実用化の要件が揃ったことで、ステラケミファの子会社として07年6月に同社は設立された。

ホウ素中性子補足療法(BNCT)は、ホウ素の安定同位体であるホウ素10(B-10)を含む物質をがん細胞に取り込ませ、熱中性子を照射することでがん細胞だけを破壊するというがんの治療法で、放射線治療に分類されるもののひとつである。以下の原理に基づいている。

(1)熱中性子自体は細胞破壊能力が小さい。
(2)B-10の原子核は熱中性子を吸収しやすく、熱中性子を吸収した時の細胞を破壊する能力が大きい。ただし、影響を及ぼす範囲が極めて短い。

B-10を選択的に集積させたがん細胞だけを破壊するため、がん細胞のまわりの正常組織への影響が少なく、他の治療法に比べて副作用が少なく、術後のQOL(Quality of Life、生活の質)が良好とされている。

BNCTは、B-10を含む薬剤の投与と、加速器を伴う熱中性子照射装置による照射がそろって成立するコンビネーションプロダクトである。

(2021年4月27日時点)

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