4414 東証グロース(情報・通信)
フレクト
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
顧客企業の「攻めのDX」推進を支援するインテグレーションサービスを提供
フレクト(以下、同社)は、クラウドの先端テクノロジーをベースに、企業のデジタルフォーメーション(DX)の推進を支援するプロフェッショナルサービスを提供する企業である。
05年の創業当初からリクルート等のB2C向けウェブモバイルアプリケーション開発を手掛けてきたこともあり、顧客接点のアプリケーション領域を強みとしてきた。
その後、09年にセールスフォース・ドットコムとパートナー契約を締結したのを皮切りに、顧客企業が求める機能に応じて複数のクラウドプラットフォームを使い分けるマルチクラウドインテグレーターとして成長してきた。
また、16年からは、新規事業として、モビリティ業務最適化クラウドサービス「Cariot(キャリオット)」を提供している。
同社の事業はクラウドソリューション事業の単一セグメントだが、クラウドインテグレーションサービスとCariotサービスに分類される。全売上高の約9割を占めるクラウドインテグレーションサービスが主体となる状況が続いている。
同社はDXを、(1)コスト削減を目的とした、紙からデジタルへの置き換え等の社内のアナログな業務やデータをデジタル化する「守りのDX」、(2)収益や顧客エンゲージメントの向上を目的とした新しい顧客体験を創出する「攻めのDX」の2つに大別しており、「攻めのDX」をDXの本質と位置づけている。
顧客企業が「攻めのDX」を進めていくのを、クラウドの先端テクノロジーを用いて支援するのが、同社のクラウドインテグレーションサービスである。(1)顧客企業が実装しようとするデジタルサービスの企画、デザイン、開発、運用までをワンストップで提供すること、(2)Salesforceを中心にAmazon Web ServicesやHeroku等の複数のパブリック・クラウドサービスを組み合わせて最適なマルチクラウドインテグレーションを提供することの2点を特徴としている。
(2021年12月14日時点)