4270 東証グロース(情報・通信)
BeeX
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
基幹システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービス等を提供
BeeX(以下、同社)は、企業の基幹システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービスやクラウド環境移行後の保守・運用サービスを行うクラウドソリューション事業を行っている。特にSAPシステムのクラウド移行・環境構築、及び移行後の運用については、同社が特化しているサービスである。
同社はデジタルトランスフォーメーション、マルチクラウドというふたつの領域を中心にサービスを展開している。顧客企業に最適なパブリッククラウドの選定、基幹システムをパブリッククラウド上で最適な状態で利用するためのコンサルティング、クラウド環境の設計・構築、クラウド環境への移行、及びクラウド環境での運用業務の提供を行っている。SAPシステムのクラウド移行に強みを持つことから、顧客は大手企業が多い。
コスト削減効果が期待できる、データ共有が容易、社内に保守体制を持つ必要がない、安定した運用が可能、災害対策(BCP対策)に有効といったメリットがあることから、クラウドの利用が増加している。
同社の提供するサービスは「クラウドインテグレーション」、「MSP(マネージドサービスプロバイダ)、「クラウドライセンスリセール」に分類される。クラウドインテグレーションは21/2期売上高の45.4%を占めているが、大規模な案件があったためで、やや高めの構成比となっている。
収益のタイプとしては、クラウドインテグレーションによる売上はフロー型、MSP及びクラウドライセンスリセールの売上はストック型となる。
上場時点でクラウド・インテグレーターであるテラスカイ(3915東証一部)が同社株式の69.6%を保有しており、同社はテラスカイの連結子会社となっている。
(2022年3月4日時点)