3917 東証グロース(情報・通信)
アイリッジ
企業情報
アップデートレポート
ベーシックレポート
事業内容(レポートから抜粋)
スマートフォンを利用したO2Oソリューションの提供
アイリッジ(以下、同社)は、「インターネットを通じて、世の中に新しい価値を創り続けていきます」という理念のもと、顧客企業へO2Oソリューションを提供し、集客や販売促進を中心とした支援をしている。
O2Oとはオンライン(Online)toオフライン(Offline)の略で、消費者にインターネット(オンライン)上のWebサイトやアプリを通じて情報を提供し、実店舗(オフライン)への集客や販売促進に繋げるという手法である。同社のO2Oソリューションは、主にスマートフォンを利用したもので、自社のソリューションを組み込んだスマートフォンアプリ(以下、アプリ)を通じて、消費者に情報を提供している。
同社のO2Oソリューションのプラットフォーム「popinfo(ポップインフォ)」は、09年11月にフィーチャーフォン向けに提供を開始し、10年7月にスマートフォン対応となった。「popinfo」は、企業の集客・販売促進に必要な情報配信機能、ユーザー管理機能、会員証機能、ポイント管理機能、クーポン管理機能といった諸機能を備えている。
これを利用する企業は、一般ユーザー向けに提供するアプリに「popinfo」を組み込むことで、アプリをダウンロードしたユーザーのスマートフォンの待受画面に情報を配信することが可能となる。
同社には連結子会社はない。また、O2O関連事業の単一セグメントだが、売上高は「月額報酬」、「アプリ開発、コンサル等」に分類されている。15/7期の売上区分にある「その他」は自社ネットサービスに関するもので、現在は事業を行っていない。
(2018年3月30日時点)
沿革(レポートから抜粋)
同社は08年8月にモバイル関連ビジネスを事業目的として設立された。09年11月、フィーチャーフォン向けに、ポップアップで待受画面に情報配信する「popinfo」の提供を開始した。翌年2月には配信エリアの設定が可能なGPS配信機能を搭載、7月にはスマートフォンに対応した「popinfo」の提供を開始した。
「popinfo」を搭載したスマートフォンアプリの利用ユーザーは順調に拡大し、14年1月に1,000万ユーザーを突破、15年3月には2,000万ユーザーを超え、16年7月には4,500万ユーザーを超えている。ユーザー数の増加と比例するかたちで、同社の業績も拡大してきた。
15年7月に東証マザーズ市場に株式を上場した。16年3月にはスマートフォンアプリ向けのポイントシステム「popinfoポイント」の提供を開始している。
創業時から社長を務める小田健太郎氏は、慶應義塾大学経済学部卒業後、NTTデータ(現エヌ・ティ・ティ・データ)を経て、ボストン・コンサルティング・グループに入社、モバイル業界を中心に事業戦略や新規サービス立ち上げに関するコンサルティングに携わったのちに同社を設立した。
(2016年10月7日時点)