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2997 東証グロース(不動産業)

ストレージ王

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

関東と岡山でトランクルームの運営管理と開発分譲の二本柱で事業展開

ストレージ王(以下、同社)は、トランクルームの運営管理と開発分譲を行う企業である。コンテナ建築を創業事業とするデベロップの子会社として、トランクルームの運営管理を行う目的で設立された。

19年に、デベロップからトランクルームの企画開発の事業が移管され、トランクルームの自社開発から運営管理までをワンストップで行える企業となった。

同社の事業セグメントはトランクルーム事業の単一セグメントだが、売上高は、トランクルームを管理することで収益を得るトランクルーム運営管理事業と、同社が開発したトランクルームを投資家に売却することで収益を得るトランクルーム開発分譲事業に区分されている。

トランクルーム運営管理事業はストック型の事業であるため、売上高は管理する物件の部屋数に応じて、安定的に拡大してきている。一方、トランクルーム開発分譲事業は、売却する案件の件数や規模により売上高が大きく増減するフロー型の事業である。そのため、トランクルーム開発分譲事業の増減収により、全体の売上高の変動幅が大きくなる特徴がある。

トランクルームとは、広義には、自宅または自社外のスペースで荷物を収納、保管しておくことができるサービスのことである。利用者としては、普段頻繁に使用しない物をトランクルームに収納することで、物を捨てることなく、自宅または自社スペースを有効活用することができるといった利点がある。

トランクルームは投資先のひとつとなりうる。トランクルームは、アパートや賃貸マンション等の居住用不動産やオフィス用不動産と比べて、施設や設備の劣化が少なく、修繕費や追加投資も少なくて済む。

また、後述するコンテナ型を中心に、公共交通機関で見た利便性が悪い土地の活用にも向いている。一方で、面積当たりの区画数が多く、また、必要とされる契約手続きが多いことから、物件の管理は煩雑と言われている。

(2022年5月2日時点)

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