231A 福証Q-Board(建設業)
Cross Eホールディングス
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
環境設備や発電プラントへの機器類の据付・撤去、配管工事、メンテナンスを行う
Cross Eホールディングスグループは、Cross Eホールディングスと連結子会社であるハウステンボス・技術センター及び西日本エンジニアリングの3社で構成されている。エイチ・アイ・エス(9603東証プライム)はCross Eホールディングス株式の70.6%を保有しており、Cross Eホールディングスの親会社となる。
Cross Eホールディングスはハウステンボス・技術センターの親会社として、22年11月に設立された純粋持株会社である。ハウステンボス・技術センターは1995年9月に、中世ヨーロッパの街並みを再現したテーマパークであるハウステンボスを運営するハウステンボス株式会社(長崎県佐世保市)の施設部が分社化し設立されたものであり、30年近い業歴がある。
また、西日本エンジニアリングの全株式を17年12月にハウステンボス・技術センターが取得し子会社としたが、22年11月のCross Eホールディングスの設立とともに西日本エンジニアリングはCross Eホールディングスの子会社となった。西日本エンジニアリングの子会社化により、Cross Eホールディングスグループの業績拡大ペースは加速した。
Cross Eホールディングスグループは建設及び機械設置工事事業とファシリティ・マネジメント事業を主たる事業としている。23/9期売上高の約4分の3を建設及び機械設置工事事業が、約4分の1をファシリティ・マネジメント事業が占めている。
Cross Eホールディングスグループの主な販売先はハウステンボス、JFEホールディングス(5411東証プライム)傘下のJFEエンジニアリングであり、ハウステンボス向けは23/9期売上高の35.9%、JFEエンジニアリング向けは23.0%を占めている。ハウステンボス向け売上高は建設及び機械設置工事事業及びファシリティ・マネジメント事業の両方に、JFEエンジニアリング向けは建設及び機械設置工事事業に関連するものである。
また、自治体や公共団体が最終顧客となる案件の売上高に占める割合は23/9期では48.6%となり、ハウステンボスを含む民間向けの売上高とほぼ拮抗している。
なお、ハウステンボスはエイチ・アイ・エスの連結子会社であったが、エイチ・アイ・エスは22年9月末に保有する全株式を投資ファンドに譲渡しており、Cross Eホールディングスの関連当事者ではなくなっている。
(2024年8月30日時点)