4890 東証グロース(医薬品)
坪田ラボ
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
眼科領域での研究成果を知財化し近視進行抑制等の医薬品・医療機器を開発
坪田ラボ(以下、同社)は、近視、ドライアイ、老眼の眼科領域を対象に、新たな医薬品、医療機器の開発を目指す慶應義塾大学発のベンチャー企業である。
17年に同社の坪田一男社長が教授を務めていた慶應義塾大学医学部眼科教室で、バイオレットライト(波長360~400nmの可視光)が近視の予防に効果があることを発見した。
更に、バイオレットライトが眼の血流を増大させて近視進行を抑制するメカニズムを解明し、これら一連の発見に基づく治療法を特許等として知財化した。
これらの知財が同社の技術基盤となっており、現在注力している、子供の近視の進行を抑制する医薬品、医療機器の開発へとつながっている
同社の事業セグメントは、研究開発事業の単一セグメントであるが、事業モデルとしては、大学等での研究開発成果を特許等として知財化し、パートナー企業と医薬品や医療機器開発のための共同研究開発契約及び特許の実施許諾契約を締結し、契約一時金、実施許諾料、マイルストーン収入を得るB to Bの事業モデルである。
製品事業化(上市)後はパートナー企業が販売を行い、同社はロイヤリティ契約によるロイヤリティ収入を得る。また、パートナー企業からの収益を、既存研究の深化や新しい研究領域に投資することで、新たな価値創造につなげている。
(2022年6月24日時点)