4413 東証グロース(情報・通信)
ボードルア
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
ITインフラの設計・検証・構築の支援や、運用・保守に特化した技術者集団
ボードルア(以下、同社)は、企業向けのITインフラストラクチャ(以下、ITインフラ)の設計・構築・検証の支援や、運用・保守に特化した技術者集団である。21年9月末の従業員639名のうち、約600名が技術者である。
国内ITシステム市場は、アプリケーション・ソフトウェアとITインフラに大別される。特に、基幹業務システム等に搭載されるアプリケーション・ソフトウェアの開発、運用・保守等が大きな市場を形成している。
一方、同社が展開するITインフラの市場は、アプリケーション・ソフトウェア市場に比べて規模は小さいが、先端技術が次々と導入されており、高い専門性を要求される市場となっている。
ITインフラは、情報サービス事業者が、ルーター等のネットワーク機器や、PC、サーバー、ストレージ等のハードウェアと、関連するOSやミドルウェア等のソフトウェアを組み合わせ、各種のセキュリティ対策を施して、システムを設計、構築、検証した後、顧客に提供されている。
従来は、顧客の組織内にシステムを設置、運用するオンプレミス形態が中心であったが、近年、インターネット上のサーバーを利用するクラウド形態が急速に普及している。
同社は、基本的なITインフラの設計、構築にとどまらず、先端技術分野に注力することで、技術力の強化と事業の拡大を目指している。
同社は、ワイヤレス接続、ロードバランサー(負荷分散装置)、ネットワーク仮想化(以下、SDN)、クラウド、セキュリティ、サーバー仮想基盤のいずれかの技術領域に係るものを先端技術分野と定義している。
ロードバランサーとは、Webサイトにアクセスが集中したり、サーバーの一部が故障したりした場合でも、サーバーにかかる負荷を振り分けることで、アクセス中の利用者へのサービスの提供を可能にする装置である。
SDN(Software-Defined Networking)とは、ソフトウェアによって仮想的なネットワーク環境を作る技術である。サーバー仮想基盤とは、1台のサーバー上で複数のシステムを同時動作させることで、複数の業務システムの処理を可能にする技術である。
(2021年12月3日時点)