7374 東証グロース(サービス業)
コンフィデンス・インターワークス
企業情報
ベーシックレポート
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
ゲーム業界及び周辺領域向けに人材派遣などを行うHRソリューション事業が主力
14年8月に設立されたコンフィデンスが23年8月に製造業への人材紹介などを行うインターワークス(91年3月設立)を吸収合併してコンフィデンス・インターワークスに社名変更した。
また、24年2月にWeb3.0業界向けの人材サービスを行うプロタゴニスト(東京都港区)を子会社化しており、同社の子会社は、女性向け情報サイトなどを運営するDolphin、フリーランスのマッチング事業を行うコンフィデンス・プロ、プロタゴニストの3社である。
コンフィデンス・インターワークスの事業セグメントは、ゲーム業界及びその周辺領域向けに人材派遣・受託(ゲーム開発工程の一部を代行)を行うHRソリューション事業(人材派遣・受託)、製造業やゲーム業界などへの人材紹介を行うHRソリューション事業(人材紹介)、求人情報サイト「工場ワークス」、女性向けの情報サイト「Lovely(ラブリー)」などの運営を行うメディア&ソリューション事業で構成されている。
24/3期の売上構成比はHRソリューション事業(人材派遣・受託)が73.3%、HRソリューション事業(人材紹介)が13.8%、メディア&ソリューション事業が12.9%となっている。
コンフィデンス・インターワークスは、ゲーム業界及びエンタメ、IT/WEB、広告・メディア業界向けに1)人材派遣/フリーランス、2)受託を行っている。
人材派遣はクリエイターを同社の社員として採用し、ゲーム会社を中心としたクライアントのニーズに沿って派遣している。業界未経験者や経験の浅い者から豊富な経験や高度なスキルを持つ者まで幅広いレベルのクリエイターを採用し、採用後はビジネススキルに関する研修やゲーム開発技術に関する研修を実施してスキルアップを図っている。
クリエイターが対応する職種は、予算・スケジュール・人員構成などを統括管理するゲームプロデューサー、制作現場を統括するディレクター、ゲームの企画を行うプランナー、プログラミングを担当するプログラマー、グラフィックデザイナー、シナリオライター、サウンドクリエイター、カスタマーサポート、翻訳など多岐にわたっている。
23年4月に開始したフリーランスは、ゲーム会社やエンタメ関連の会社を中心としたクライアントのニーズに合わせて同社に登録したフリーランス人材を提案し、マッチングする事業である。
ゲーム会社が行っているゲーム開発及び運営の過程のなかで、外部委託が可能な部分を同社が引き受けて代行する事業で、ゲーム開発のデバッグ工程を中心にサービスを提供している。デバッグ業務は守秘性が高いため、専用オフィス(新宿QAスタジオ)を構えて厳格な管理体制のもとで業務を行っている。デバッグ業務の他に、英語、中国語、韓国語をはじめとする幅広い言語に対応した多言語ローカライズサービスやカスタマーサポートなども行っている。
(2024年9月13日時点)
沿革(レポートから抜粋)
14年8月に設立された旧コンフィデンスは、同年11月にゲーム、モバイル、IT、ウェブ業界向けの人材事業を開始した(図表6)。16年12月にゲーム開発の子会社であるスタジオホイッポを設立し、18年10月に吸収合併した。18年5月にDolphinを子会社化してメディア事業を開始した。
21年6月に東京証券取引所マザーズ市場(市場再編に伴い現在はグロース市場)に上場し、23年8月に旧インターワークスを吸収合併して現社名に変更した。
現社長である澤岻(たくし)宣之氏は、スタッフサービス・セールスマーケティング(現リンク・アイ)の取締役営業本部長などを経て15年8月に旧コンフィデンスの代表取締役となった。
旧インターワークスは91年3月にシステム開発などを行うビスコとして設立し、06年1月にインターワークスに商号変更した。08年12月にティービーから採用支援事業を譲受して、人材関連事業を開始した。12年3月に人材紹介事業を行うアイ・アムを吸収合併してアイ・アム&インターワークスに商号変更した。
14年8月に再びインターワークスに商号変更し、同年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した(15年12月に東証第一部、22年4月東証スタンダード市場に移行)。23年8月に旧コンフィデンスに吸収合併された。
(2024年9月13日時点)