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STI Foods Holdings(2932 TSE Standard)

概要(レポートから抜粋)

◆ 水産原料に強い食品メーカー
STIフードホールディングス(以下、同社)は、水産原料素材の調達から製造・販売までを一貫して行う水産原料に強い食品メーカーである。セブン‐イレブン向けの食品または食材を多く扱っている。

同社の前身は 88 年に設立された新東京インターナショナルで、水産商社として魚介類の輸出入を中心に、冷凍品や食材の販売を手掛けていた。工場の設備投資で資金需要が強かった時に、リーマンショックの影響で円高が進行した時に為替予約で多額の損失を出し、10 年 4 月に民事再生法の適用を申請するに至った。その後、極洋(1301 東証一部)がスポンサーとなり、事業を立て直すこととなった。事業立て直しの過程で、為替リスクを負う水産商社の事業からは撤退し、食品と食材に事業を集約した。現在は同社と連結子会社 6 社、非連結子会社 1 社でグループを構成している。

事業立て直しの経緯で、極洋が同社株式の 30.0%を保有し、極洋の持分法適用関連会社となっていたが、上場時の売出しにより極洋の保有比率は9.43%となり、持分法適用関連会社から外れた。

同社は事業セグメントの区分を行っていないが、食品と食材に売上高を分類している(図表 1)。食品の成長が目立ち、20/12 期第 2 四半期累計期間(以下、上期)にはその売上構成比は 82.1%まで上昇している。

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