概要(レポートから抜粋)
◆会社概要
・大阪油化工業(以下、同社)は、化学業界の分離精製分野において、精密蒸留を専業とする企業である。創業来70年に及ぶ技術・ノウハウの蓄積と、顧客企業のどのプロセスにも対応できる一貫体制を強みとする。
◆19年9月期第2四半期累計期間決算
・19/9期第2四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高472百万円(前年同期比3.7%減)、営業 利益19百万円( 同77.1%減) となった。会社計画に対する達成率は、売上高が90.5%、営業利益が37.7%に留まった。米中貿易摩擦の影響を受け、同社の売上上位の3品目について顧客企業側で在庫調整が行われ、同社の受託加工への発注が減少したためである。
◆19年9月期業績予想
・19/9期業績について、同社は、売上高1,130百万円(前期比7.0%減)、営業利益105百万円( 同48.0%減) へ、期初計画を下方修正した。19/9期上期の業績悪化の影響が残る想定である。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、19/9期の業績を、売上高1,093百万円(前期比9.9%減)、営業利益100百万円(同50.2%減)と会社計画を若干下回る水準まで下方修正した。上期の業績悪化の要因となった上位品目の売上減少の影響を織り込んだ。売上減少の一方で先行投資的な費用の増加もあり、売上高営業利益率は前期比7.4%ポイント 低下の9.2%になるものと予想した。
◆今後の注目点
・当センターでは、売上高は19/9期に底を打ち、20/9期以降、年12~14%の増収基調に戻り、21/6期の売上高営業利益率は17.0%と18/9期の水準まで回復する展開を予想した。
・19/9期の業績悪化につながった上位品目の売上減をカバーできるだけの新規開拓が進むかどうか、米中貿易摩擦激化で景気悪化が進んだ場合の同社への需要増加の軌跡が描けるかに、今後注目していきたい。
・大阪油化工業(以下、同社)は、化学業界の分離精製分野において、精密蒸留を専業とする企業である。創業来70年に及ぶ技術・ノウハウの蓄積と、顧客企業のどのプロセスにも対応できる一貫体制を強みとする。
◆19年9月期第2四半期累計期間決算
・19/9期第2四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高472百万円(前年同期比3.7%減)、営業 利益19百万円( 同77.1%減) となった。会社計画に対する達成率は、売上高が90.5%、営業利益が37.7%に留まった。米中貿易摩擦の影響を受け、同社の売上上位の3品目について顧客企業側で在庫調整が行われ、同社の受託加工への発注が減少したためである。
◆19年9月期業績予想
・19/9期業績について、同社は、売上高1,130百万円(前期比7.0%減)、営業利益105百万円( 同48.0%減) へ、期初計画を下方修正した。19/9期上期の業績悪化の影響が残る想定である。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、19/9期の業績を、売上高1,093百万円(前期比9.9%減)、営業利益100百万円(同50.2%減)と会社計画を若干下回る水準まで下方修正した。上期の業績悪化の要因となった上位品目の売上減少の影響を織り込んだ。売上減少の一方で先行投資的な費用の増加もあり、売上高営業利益率は前期比7.4%ポイント 低下の9.2%になるものと予想した。
◆今後の注目点
・当センターでは、売上高は19/9期に底を打ち、20/9期以降、年12~14%の増収基調に戻り、21/6期の売上高営業利益率は17.0%と18/9期の水準まで回復する展開を予想した。
・19/9期の業績悪化につながった上位品目の売上減をカバーできるだけの新規開拓が進むかどうか、米中貿易摩擦激化で景気悪化が進んだ場合の同社への需要増加の軌跡が描けるかに、今後注目していきたい。