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エボラブルアジア

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基本情報

特色 ベトナムでのITオフショア開発も手掛ける国内航空券のオンライン販売最大手 市場名 東証マザーズ

事業内容(レポートより抜粋)

エボラブルアジア(以下、同社)は、オンライン旅行事業を中核事業としている。現会長と現社長がそれぞれ、国内航空券をオンラインで販売する企業を創業して経営していたが、規模の拡大を目指して合流し、同社が設立された。

国内の全航空会社との代理店契約を持つ仕入力、複数の販路による販売力、サイト構築やシステム連携を行う自社保有のIT開発力という3つの競争力の源泉を活かして取扱高を増やし、国内航空券のオンライン販売の最大手となった。

オンライン旅行事業の競争力の源泉のひとつであるIT開発力は、ベトナムの子会社がベースとなっている。この開発体制をもとに、ITオフショア開発事業を展開している。

日系のクライアントの要望に基づいて人員を雇用し、専属チームを組成してクライアントの指揮下で開発を行う方式(ラボ型開発)に特化している。一般の受託開発に比べて、赤字になるリスクは低く、第二の収益の柱となっている。

国内航空券の販売、ベトナムでのITオフショア開発に続き、外国人の訪日旅行に関する需要に対応する事業の開拓に注力し始めている。海外向けの国内航空券の販売のほか、民泊プラットフォームの構築やキャンピングカーレンタル等に着手した。同社は事業投資に積極的なスタンスをとっており、訪日旅行事業の分野を中心に、資本提携やM&A等を手掛けている。

同社の事業は、オンライン旅行、ITオフショア開発、その他事業の3つのセグメントに分類される(図表1)。ITの受託開発を行うその他事業はほぼ消失する見込みである。一方、訪日旅行事業はオンライン旅行事業に含まれる。現在、全売上高の約73%を占めるオンライン旅行事業が利益の大半を創出している。

(2017年3月17日時点)

沿革(レポートより抜粋)

取締役会長の大石祟徳氏は、大学在学中の95年に、大学生の団体旅行の手配業務を行う株式会社アイ・ブイ・ティを創業した。また、代表取締役社長の吉村英毅氏は、大学在学中の03年に株式会社Valcomを創業し、オンライン旅行事業を開始した。

当時、国内航空券のオンライン旅行業ではガリバーと言える企業はなく、格安航空券のウェブ販売を行う会社が100社近く存在していた時期もあったようである。

なお、Valcomでは05年頃から旅行コンテンツの他社へのOEM供給を開始しており、後の成長の礎を築いた。

両社とも単独で取扱高は10億円程度まで成長したが、競合するよりは一緒になって拡大することを志向し、07年に吉村氏と大石氏が共同で、旅キャピタル(同社)を設立した。航空券の仕入は大石氏が、販売は吉村氏が主に担当し、お互いの強みを活かした役割分担で事業拡大を進めていった。

旅キャピタル設立後、アイ・ブイ・ティが運営していた「e航空券.com」を事業取得するとともに、Valcomを子会社化して、Valcomが運営していた「エアーズゲート」のサービスを承継した。なお、アイ・ブイ・ティは09年に同社に吸収されている。

その後、同社は国内航空券の取扱高を増やすべく、販路の拡大を続けていった。09年には、パラダイムシフト(東京都中央区)より「CAS Tour」の事業を取得した。

11年にはワンストップで複数の商材を提供できる統一ブランドの「TRIP STAR」のサービスを開始するとともに、同年、法人向け出張サービスを開始した。14年には株式会社空旅.comから「空旅.com」の営業権を譲り受け、サービスラインナップに加えた。

オンライン旅行事業の競争力を支えるのはシステム開発力である。同社では、11年に東京での自社開発からベトナムでの開発に体制を移していった。その翌12年、ベトナムの開発チームの活用を志向し、ソルテックグループとの合弁により、EVOLABLE ASIA Co., LTD.をベトナムに設立し、ITオフショア開発事業を立ち上げた。

事業がオンライン旅行事業とITオフショア開発事業の二本柱となったことに伴い、13年に、旅キャピタルから、エボラブルアジアに社名を変更した。

16年3月に東京証券取引所マザーズに株式を上場した後は、両事業の拡大を進めるとともに、キャンピングカーのレンタル事業を営む株式会社エルモンテRVジャパン、国内の高級旅館の宿泊予約サイトを運営する株式会社らくだ倶楽部を買収するなど、M&Aを積極的に手掛けている。また、訪日旅行事業、民泊事業、シェアリングエコノミービジネスの展開を強化している。

(2017年3月17日時点)



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