概要(レポートから抜粋)
1.会社概要
・プロレド・パートナーズ(以下、同社)は、成果報酬型の経営コンサルティングサービスを提供している。成果測定のノウハウ蓄積に強みがあり、コストマネジメント分野のコンサルティングで多くの実績を有している。
2.財務面の分析
・成功報酬型の特性上、費用が先行する収益構造のため、新規のプロジェクトが増えた 14/10~16/10 期は増収ではあったものの利益は横ばいで推移した。プロジェクト終了後に数期間にわたって成功報酬を受け取る契約のため、過去の成果が積み上がってきた、17/10 期以降は大幅増益となった。
・上場しているビジネスコンサルティング会社との比較では、他社より小規模である分成長性は高く、安全性の指標も総じて高い。収益性の指標も、一部他社を下回るものがあるが、売上高営業利益率は他社を圧倒する高さを誇る。他社が固定報酬型中心であることが要因と推察される。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、成果報酬型コンサルティングに関するナレッジ(組織資本)にある。ナレッジの蓄積により、体制を拡充すればコンサルティング件数を増やすことができるようになり、クライアント企業の増加が更なるナレッジの蓄積につながるという好循環が描かれている。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、コンサルタントの確保と育成、成果報酬型コンサルティングの啓蒙、M&A への取り組みが挙げられる。
・同社は、「総合コンサルティングファーム」となることを目指している。そのために、既存領域では年約 30%の増収を続けつつ、新事業領域の開発
及びノウハウ蓄積を進めるとしている。また、M&A を積極的に活用していく方針である。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、参入障壁が高い成果報酬型コンサルティングの分野において先行優位性を構築できている点を評価している。一方、同社は M&A の活用に意欲的で今後 3 年間で 200 億円を投じることを目標としているが、今まで M&A の経験はなく、M&A による成長シナリオを達成できるかどうかは未知数である。まずは第一号案件としてどのような案件を手掛けるかに注目したい。
・プロレド・パートナーズ(以下、同社)は、成果報酬型の経営コンサルティングサービスを提供している。成果測定のノウハウ蓄積に強みがあり、コストマネジメント分野のコンサルティングで多くの実績を有している。
2.財務面の分析
・成功報酬型の特性上、費用が先行する収益構造のため、新規のプロジェクトが増えた 14/10~16/10 期は増収ではあったものの利益は横ばいで推移した。プロジェクト終了後に数期間にわたって成功報酬を受け取る契約のため、過去の成果が積み上がってきた、17/10 期以降は大幅増益となった。
・上場しているビジネスコンサルティング会社との比較では、他社より小規模である分成長性は高く、安全性の指標も総じて高い。収益性の指標も、一部他社を下回るものがあるが、売上高営業利益率は他社を圧倒する高さを誇る。他社が固定報酬型中心であることが要因と推察される。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、成果報酬型コンサルティングに関するナレッジ(組織資本)にある。ナレッジの蓄積により、体制を拡充すればコンサルティング件数を増やすことができるようになり、クライアント企業の増加が更なるナレッジの蓄積につながるという好循環が描かれている。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題として、コンサルタントの確保と育成、成果報酬型コンサルティングの啓蒙、M&A への取り組みが挙げられる。
・同社は、「総合コンサルティングファーム」となることを目指している。そのために、既存領域では年約 30%の増収を続けつつ、新事業領域の開発
及びノウハウ蓄積を進めるとしている。また、M&A を積極的に活用していく方針である。
5.アナリストの評価
・証券リサーチセンターでは、参入障壁が高い成果報酬型コンサルティングの分野において先行優位性を構築できている点を評価している。一方、同社は M&A の活用に意欲的で今後 3 年間で 200 億円を投じることを目標としているが、今まで M&A の経験はなく、M&A による成長シナリオを達成できるかどうかは未知数である。まずは第一号案件としてどのような案件を手掛けるかに注目したい。