概要(レポートから抜粋)
音楽用電子機器のグローバルニッチプレーヤー
円高の影響を受けて今期は減益見通しだが、新製品の貢献で来期は回復を見込む
◆音楽用電子機器のグローバルニッチプレーヤー
・ズーム (以下、同社)は、プロからアマチュアまでの幅広い顧客層を対象に開発した音楽用ICレコーダー等の音楽用電子機器を約130カ国で販売する独立系のグローバルニッチプレーヤーである。
・日本の本社は開発と国内外のマーケティング支援に特化している。海外販売は、米国と英国の持分法適用関連会社や、各地の販売代理店を通じて行っており、17/12期の海外売上高比率は88.2%に達している。
◆ 18年12月期上期決算は2%増収、90%営業減益
・18/12期第2四半期累計期間(以下、上期)の決算は、2.1%増収、89.8%営業減益であった。円高や電子部品価格の上昇による売上総利益率の低下に、研究開発費等の増加が加わ り、大幅減益となった。
◆ 18年12月期の会社計画は38%営業減益に下方修正された
・18/12期上期実績と子会社化したイタリアの販売代理店の状況を踏まえて、 同社は、前期比16.1%増収、15.1%営業増益としていた18/12期計画を、17.5%増収、37.9%営業減益に修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、18/12期上期に低下した売上総利益率や買収した子会社の数値を中心に18/12期の業績予想を見直し、売上高を7,270百万円→7,415百万円(前期比17.7%増)、営業利益を373百万円→204百万円(同37.6%減)、経常利益を448百万円→281百万円(同22.5%減) に修正した。
◆新製品の貢献等を見込み、来期からの業績回復を予想する
・当センターでは、18/12期上期実績と買収した子会社の状況を踏まえて、19/12期以降についても利益予想を減額したものの、製品の出荷価格の引上げや新製品の貢献等を見込み、19/12期からの業績回復を予想する。
・中国からの輸入品に対する米国の制裁関税が同社製品の一部に適用される可能性があり、同社の業績への影響に注意が必要である。
円高の影響を受けて今期は減益見通しだが、新製品の貢献で来期は回復を見込む
◆音楽用電子機器のグローバルニッチプレーヤー
・ズーム (以下、同社)は、プロからアマチュアまでの幅広い顧客層を対象に開発した音楽用ICレコーダー等の音楽用電子機器を約130カ国で販売する独立系のグローバルニッチプレーヤーである。
・日本の本社は開発と国内外のマーケティング支援に特化している。海外販売は、米国と英国の持分法適用関連会社や、各地の販売代理店を通じて行っており、17/12期の海外売上高比率は88.2%に達している。
◆ 18年12月期上期決算は2%増収、90%営業減益
・18/12期第2四半期累計期間(以下、上期)の決算は、2.1%増収、89.8%営業減益であった。円高や電子部品価格の上昇による売上総利益率の低下に、研究開発費等の増加が加わ り、大幅減益となった。
◆ 18年12月期の会社計画は38%営業減益に下方修正された
・18/12期上期実績と子会社化したイタリアの販売代理店の状況を踏まえて、 同社は、前期比16.1%増収、15.1%営業増益としていた18/12期計画を、17.5%増収、37.9%営業減益に修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、18/12期上期に低下した売上総利益率や買収した子会社の数値を中心に18/12期の業績予想を見直し、売上高を7,270百万円→7,415百万円(前期比17.7%増)、営業利益を373百万円→204百万円(同37.6%減)、経常利益を448百万円→281百万円(同22.5%減) に修正した。
◆新製品の貢献等を見込み、来期からの業績回復を予想する
・当センターでは、18/12期上期実績と買収した子会社の状況を踏まえて、19/12期以降についても利益予想を減額したものの、製品の出荷価格の引上げや新製品の貢献等を見込み、19/12期からの業績回復を予想する。
・中国からの輸入品に対する米国の制裁関税が同社製品の一部に適用される可能性があり、同社の業績への影響に注意が必要である。