概要(レポートから抜粋)
◆前臨床試験のためのPXBマウスを提供している企業
・フェニックスバイオ(以下、同社)は、前臨床試験までの段階において、創薬におけるヒトへの影響度の確認を行うための動物として、PXBマウスと呼ばれるキメラマウスを提供している企業である。
◆ 18年3月期上期は43.3%減収、226百万円の営業赤字
・18/3期第2四半期累計期間(以下、上期)の連結業績は、売上高316百万円(前期比43.3%減)、営業損失226百万円と、10月17日に発表した下方修正の内容に沿ったものとなったが、下方修正前の売上予想対比では、184百万円未達と非常に厳しい内容であった。
・特に肝炎関連売上は、大手製薬企業が業績悪化を受け研究開発予算を抜本的 に見直したことにより、大規模な受託見込み案件を受注できなかった影響を大きくうけ、140百万円(前期比60.1%)となった。
◆ 18年3月期業績予想
・同社は 、18/3期の連結業績について、売上高1,240百万円(前期比1.0%増)、営業利益52百万円(同63.2%減)、経常利益57百万円(同56.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益48百万円(同62.5%減)を見込んでいる。・証券リサーチセンターでは、18/3期の業績予想について、同社の上期実績を考慮し、売上高1,220百万円(前期比0.7%減)、営業利益51百万円(同64.4%減)、経常利益55百万円(同58.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益47百万円(同62.9%増)へ下方修正した。
◆投資に際しての留意点
・同社は、損益分岐点売上高が高い一方で、限界利益率が高い為、計画に対して売上高が上下にぶれた際の営業利益の変化幅が大きい。加えて、KMT Hepatec, Inc.の買収により海外売上比率が更に高まるため、為替変動が今後より大きな業績変動要因となる点にも留意が必要である。
・フェニックスバイオ(以下、同社)は、前臨床試験までの段階において、創薬におけるヒトへの影響度の確認を行うための動物として、PXBマウスと呼ばれるキメラマウスを提供している企業である。
◆ 18年3月期上期は43.3%減収、226百万円の営業赤字
・18/3期第2四半期累計期間(以下、上期)の連結業績は、売上高316百万円(前期比43.3%減)、営業損失226百万円と、10月17日に発表した下方修正の内容に沿ったものとなったが、下方修正前の売上予想対比では、184百万円未達と非常に厳しい内容であった。
・特に肝炎関連売上は、大手製薬企業が業績悪化を受け研究開発予算を抜本的 に見直したことにより、大規模な受託見込み案件を受注できなかった影響を大きくうけ、140百万円(前期比60.1%)となった。
◆ 18年3月期業績予想
・同社は 、18/3期の連結業績について、売上高1,240百万円(前期比1.0%増)、営業利益52百万円(同63.2%減)、経常利益57百万円(同56.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益48百万円(同62.5%減)を見込んでいる。・証券リサーチセンターでは、18/3期の業績予想について、同社の上期実績を考慮し、売上高1,220百万円(前期比0.7%減)、営業利益51百万円(同64.4%減)、経常利益55百万円(同58.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益47百万円(同62.9%増)へ下方修正した。
◆投資に際しての留意点
・同社は、損益分岐点売上高が高い一方で、限界利益率が高い為、計画に対して売上高が上下にぶれた際の営業利益の変化幅が大きい。加えて、KMT Hepatec, Inc.の買収により海外売上比率が更に高まるため、為替変動が今後より大きな業績変動要因となる点にも留意が必要である。