概要(レポートから抜粋)
1.会社概要
・鎌倉新書(以下、同社)は、人の供養に関係するライフエンディング業界において、インターネットメディアを運営する事業を展開している。業界の事業者に対してユーザーを紹介することで得られる成約報酬が主な収益源である。また、祖業の出版事業も有している。
2.財務面の分析
・11/1 期~16/1 期は、5 期連続の増収で、売上高は年平均 30.7%増のペースで拡大してきた。一方、11/1 期に赤字だった経常利益は 12/1 期以降は黒字で推移したが、他社との提携事業に伴う先行費用のため、14/1期と 15/1 期は 2 期連続で減益を経験した。
・他分野で事業者とユーザーのマッチングサービスを行うネット企業との比較では、成長ステージが似ていることもあり、収益性、成長性とも似たような水準にあり、高成長企業としての特徴が確認できる。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、現社長による事業の再定義から始まった知見の蓄積と仕組みの構築にある。情報加工業としての事業再定義と、それにより蓄積された知見が、インターネットメディアをベースとした、ユーザーと事業者をマッチングさせる現在の仕組みの構築につながった。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題には、ユーザーへのインターネット活用の啓蒙、事業者にとってのメリット増大の追求、他メディアとの提携の経験の蓄積がある。
・成約率を上げることを中心とした既存事業の深掘りのほか、周辺事業への進出を本格化させることで、中長期的にライフエンディング業界でのプラットフォームとしてのポジションを確立することを目指している。
5.アナリストの評価
・事業の再定義が成長の原点だが、ユーザーと事業者の両者が抱える課題を適正に捉えた点がビジネスモデルを強くしている。価値と価格の橋渡しのために自前のユーザー接点を重視。
・鎌倉新書(以下、同社)は、人の供養に関係するライフエンディング業界において、インターネットメディアを運営する事業を展開している。業界の事業者に対してユーザーを紹介することで得られる成約報酬が主な収益源である。また、祖業の出版事業も有している。
2.財務面の分析
・11/1 期~16/1 期は、5 期連続の増収で、売上高は年平均 30.7%増のペースで拡大してきた。一方、11/1 期に赤字だった経常利益は 12/1 期以降は黒字で推移したが、他社との提携事業に伴う先行費用のため、14/1期と 15/1 期は 2 期連続で減益を経験した。
・他分野で事業者とユーザーのマッチングサービスを行うネット企業との比較では、成長ステージが似ていることもあり、収益性、成長性とも似たような水準にあり、高成長企業としての特徴が確認できる。
3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、現社長による事業の再定義から始まった知見の蓄積と仕組みの構築にある。情報加工業としての事業再定義と、それにより蓄積された知見が、インターネットメディアをベースとした、ユーザーと事業者をマッチングさせる現在の仕組みの構築につながった。
4.経営戦略の分析
・対処すべき課題には、ユーザーへのインターネット活用の啓蒙、事業者にとってのメリット増大の追求、他メディアとの提携の経験の蓄積がある。
・成約率を上げることを中心とした既存事業の深掘りのほか、周辺事業への進出を本格化させることで、中長期的にライフエンディング業界でのプラットフォームとしてのポジションを確立することを目指している。
5.アナリストの評価
・事業の再定義が成長の原点だが、ユーザーと事業者の両者が抱える課題を適正に捉えた点がビジネスモデルを強くしている。価値と価格の橋渡しのために自前のユーザー接点を重視。