概要(レポートから抜粋)
AWSの導入支援を主軸としたクラウドインテグレーター
日本で最初にAWSのサービスを開始、累計700社・5,800プロジェクトの実績
◆ AWSの導入支援が軸
サーバーワークス(以下、同社)は、Amazon.com, Inc.の関連会社Amazon Web Services, Inc.(以下、AWS社)が提供している、クラウドコンピューティングサービスである「Amazon Web Services(以下、AWS)」の導入支援を軸としたクラウドインテグレーターである。クラウドコンピューティングサービスは、ソフトウェアや機器類等をインターネットなどのネットワークを通じて提供するサービスを指すが3つの種類がある。国内外のインターネットを経由してITインフラを提供するIaaS、インターネットを経由したアプリケーションのためのプラットフォームを提供するPaaSの市場でAWSは高いシェアを有している。
Amazon.com, Inc.は、オンライン小売事業のシステムは基本的に自社で構築、運用しているが、これをWebサービス展開のインフラとして他社に貸し出したのがAWSの始まりである。AWSは100種類以上のサービスの総称であり、初期利用料は発生せず、利用した時間や通信料に応じた料金設定で、システムの規模を大きくしたり小さくしたりすることができる拡張性があり、万が一の地震や停電、ネットワーク障害への備えのサービスもある。
同社の売上高はクラウドインテグレーション、リセール、MSP、その他で開示されている。クラウドインテグレーションは、オンプレミス環境で運用されてきたシステムをクラウド環境に移行する際のシステムの構築・導入支援サービスである。リセールは、AWS利用料に手数料を加算した円建ての請求書発行サービス等がある。MSPはManaged Service Providerの略で、ネットワークの監視、運用、保守等を請け負うサービスである。
◆ クラウドインテグレーション
クラウド環境に移行する際のシステムの構築・導入支援サービスであるクラウドインテグレーションは、中堅から大手企業を中心に豊富な導入実績がある。1社当たりのプロジェクト数は、16/2期2.2件、17/2期2.6件、18/2期3.0件となっており、大企業との取引が増加傾向にあるようである。
顧客としては、住友重機械工業(6302東証一部)や富士ゼロックス、琉球銀行(8399東証一部)、ベルーナ(9997東証一部)、日立造船(7004東証一部)などが挙げられる。
クラウド環境でのシステム構築により実現するIT基盤全体の最適化等のコンサルティングサービスも提供している。こうした業務を遂行するために、AWS 社が提供している各種認定技術者資格を保有する多数のエンジニアを同社は育成している。
◆ リセール
AWS の関連サービスであるリセールではAWS 利用料に手数料を加算した円建ての請求書発行サービスに同社独自のAWS 運用自動化サービス「Cloud Automator(クラウドオートメーター)」を加えた「pieCe(ピース)」を提供している。クラウドオートメーターでは、タイマーによる起動/停止といった運用によるコスト削減だけでなく、バックアップやセキュリティ対策も含まれている。同社が課金代行サービス等を提供しているAWS アカウント数は増加傾向にある。
◆ MSP
MSP は、ネットワークの監視・運用・保守の業務を行っている。同社の資本・業務提携先であるテラスカイ(3915 東証一部)と合弁で設立した会社であるスカイ365(同社出資比率38.46%)に業務の一部を委託している。19/2 期第3 四半期累計期間での業務委託費は117 百万円である。
日本で最初にAWSのサービスを開始、累計700社・5,800プロジェクトの実績
◆ AWSの導入支援が軸
サーバーワークス(以下、同社)は、Amazon.com, Inc.の関連会社Amazon Web Services, Inc.(以下、AWS社)が提供している、クラウドコンピューティングサービスである「Amazon Web Services(以下、AWS)」の導入支援を軸としたクラウドインテグレーターである。クラウドコンピューティングサービスは、ソフトウェアや機器類等をインターネットなどのネットワークを通じて提供するサービスを指すが3つの種類がある。国内外のインターネットを経由してITインフラを提供するIaaS、インターネットを経由したアプリケーションのためのプラットフォームを提供するPaaSの市場でAWSは高いシェアを有している。
Amazon.com, Inc.は、オンライン小売事業のシステムは基本的に自社で構築、運用しているが、これをWebサービス展開のインフラとして他社に貸し出したのがAWSの始まりである。AWSは100種類以上のサービスの総称であり、初期利用料は発生せず、利用した時間や通信料に応じた料金設定で、システムの規模を大きくしたり小さくしたりすることができる拡張性があり、万が一の地震や停電、ネットワーク障害への備えのサービスもある。
同社の売上高はクラウドインテグレーション、リセール、MSP、その他で開示されている。クラウドインテグレーションは、オンプレミス環境で運用されてきたシステムをクラウド環境に移行する際のシステムの構築・導入支援サービスである。リセールは、AWS利用料に手数料を加算した円建ての請求書発行サービス等がある。MSPはManaged Service Providerの略で、ネットワークの監視、運用、保守等を請け負うサービスである。
◆ クラウドインテグレーション
クラウド環境に移行する際のシステムの構築・導入支援サービスであるクラウドインテグレーションは、中堅から大手企業を中心に豊富な導入実績がある。1社当たりのプロジェクト数は、16/2期2.2件、17/2期2.6件、18/2期3.0件となっており、大企業との取引が増加傾向にあるようである。
顧客としては、住友重機械工業(6302東証一部)や富士ゼロックス、琉球銀行(8399東証一部)、ベルーナ(9997東証一部)、日立造船(7004東証一部)などが挙げられる。
クラウド環境でのシステム構築により実現するIT基盤全体の最適化等のコンサルティングサービスも提供している。こうした業務を遂行するために、AWS 社が提供している各種認定技術者資格を保有する多数のエンジニアを同社は育成している。
◆ リセール
AWS の関連サービスであるリセールではAWS 利用料に手数料を加算した円建ての請求書発行サービスに同社独自のAWS 運用自動化サービス「Cloud Automator(クラウドオートメーター)」を加えた「pieCe(ピース)」を提供している。クラウドオートメーターでは、タイマーによる起動/停止といった運用によるコスト削減だけでなく、バックアップやセキュリティ対策も含まれている。同社が課金代行サービス等を提供しているAWS アカウント数は増加傾向にある。
◆ MSP
MSP は、ネットワークの監視・運用・保守の業務を行っている。同社の資本・業務提携先であるテラスカイ(3915 東証一部)と合弁で設立した会社であるスカイ365(同社出資比率38.46%)に業務の一部を委託している。19/2 期第3 四半期累計期間での業務委託費は117 百万円である。