概要(レポートから抜粋)
ITセキュリティに特化した独立系サービスプロバイダー
積極的な人材投資が結実し、収益性は向上局面を迎えたようにみえる
◆ ITセキュリティに特化したサービスを提供
・ブロードバンドセキュリティ(以下、同社)は、企業における情報漏洩の予防や防止 、セキュリティ機器の24時間365日体制での遠隔監視、未知のマルウェア検知によるネットワーク遮断等により、情報漏洩リスクから企業を守ることを目的としたITセキュリティサービスを主要な事業としている。
◆ 20年6月期は二桁増収で営業利益2.8倍増
・20/6期決算は、売上高が前期比13.8%増、営業利益は同183.2%増で着地した。期初計画に対する達成率をみると、売上高が95.8%にとどまる一方で、営業利益は114.0%となった。大幅増益となった主因は、利益率が高い監視・運用等の継続サービスの拡大並びに外注費抑制や経費削減による原価率改善効果である。
◆ 21年6月期会社計画は9.7%増収、16.9%営業増益を見込む
・21/6期の会社計画は、新型コロナウイルス感染症の影響を見通すことは困難としながらも、9.7%増収、16.9%営業増益としている。増益率が増収率を上回る理由は、一段の原価率改善を見込んでいるためである。
・証券リサーチセンターは、20/6期実績等を踏まえて21/6期の業績予想を見直し、売上高を4,580百万円(前期比9.7%増)、営業利益を395百万円(同15.6%増)とした。
◆ 初の配当を実施
・同社はこれまで、事業成長のための投資及び経営体質強化のための内部留保の拡充を優先してきた。いずれも一定の成果を挙げていることから、20年6月末の株主に対して同社初の配当(10円/株)を実施した。
・20/6期における自社株買いや配当の実施は、新型コロナウイルス感染症拡大に配慮した 株主還元ともいえようが、同社は安定配当の継続を株主還元の基本方針に加え、21/6期においても一株当たり10円の配当を継続する予定である。
積極的な人材投資が結実し、収益性は向上局面を迎えたようにみえる
◆ ITセキュリティに特化したサービスを提供
・ブロードバンドセキュリティ(以下、同社)は、企業における情報漏洩の予防や防止 、セキュリティ機器の24時間365日体制での遠隔監視、未知のマルウェア検知によるネットワーク遮断等により、情報漏洩リスクから企業を守ることを目的としたITセキュリティサービスを主要な事業としている。
◆ 20年6月期は二桁増収で営業利益2.8倍増
・20/6期決算は、売上高が前期比13.8%増、営業利益は同183.2%増で着地した。期初計画に対する達成率をみると、売上高が95.8%にとどまる一方で、営業利益は114.0%となった。大幅増益となった主因は、利益率が高い監視・運用等の継続サービスの拡大並びに外注費抑制や経費削減による原価率改善効果である。
◆ 21年6月期会社計画は9.7%増収、16.9%営業増益を見込む
・21/6期の会社計画は、新型コロナウイルス感染症の影響を見通すことは困難としながらも、9.7%増収、16.9%営業増益としている。増益率が増収率を上回る理由は、一段の原価率改善を見込んでいるためである。
・証券リサーチセンターは、20/6期実績等を踏まえて21/6期の業績予想を見直し、売上高を4,580百万円(前期比9.7%増)、営業利益を395百万円(同15.6%増)とした。
◆ 初の配当を実施
・同社はこれまで、事業成長のための投資及び経営体質強化のための内部留保の拡充を優先してきた。いずれも一定の成果を挙げていることから、20年6月末の株主に対して同社初の配当(10円/株)を実施した。
・20/6期における自社株買いや配当の実施は、新型コロナウイルス感染症拡大に配慮した 株主還元ともいえようが、同社は安定配当の継続を株主還元の基本方針に加え、21/6期においても一株当たり10円の配当を継続する予定である。