概要(レポートから抜粋)
1.会社概要
・CRI・ミドルウェア(以下、同社)は、ゲームや遊技機の開発をスムーズかつ効率的に行うためのミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」を開発、提供している企業である。
2.財務面の分析
・同社の業績推移をみると、直近 5 期の平均では 7.9%増収、35.6%当期純利益増益と、新規分野のスマートフォン向けミドルウェアの売上拡大と収益性改善を背景に順調な成長をみせている。
・ライセンス使用許諾料が売上の中心となるため、ビジネス特性として収益性は高く、主要顧客の業界環境が安定している現状では営業利益率は類似企業と比較しても高い。
3.非財務面の分析
・家庭用ゲーム機の開発にも携わった技術力と、また過去から蓄積されたミドルウェアのライブラリーは、大きな参入障壁となり、同社は業界で安定したポジションを確保できている。
4.経営戦略の分析
・ゲーム業界で培った音声・映像技術や元関係会社を中心とした緩やかなネットワークをコアに、安定成長分野のキャッシュカウ化と今後の成長
分野への積極的な成長投資のバランスの取れた戦略は評価できる。
5.アナリストの評価
・家庭用ゲーム開発ミドルウェアという安定した収益基盤を確保しつつ、スマートフォン、海外市場、新規分野向けミドウェア等の成長分野へ経営資源をシフトしつつある点は評価できる。
・上場時に資本調達をしたにもかかわらず直後の自社株買い、及び上場前株主であったウィズ・パートナーズ社へ再度第三者割当、及びその後
の売却は資本政策面で一貫性を欠くため、今後も注意が必要であろう。
・CRI・ミドルウェア(以下、同社)は、ゲームや遊技機の開発をスムーズかつ効率的に行うためのミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」を開発、提供している企業である。
2.財務面の分析
・同社の業績推移をみると、直近 5 期の平均では 7.9%増収、35.6%当期純利益増益と、新規分野のスマートフォン向けミドルウェアの売上拡大と収益性改善を背景に順調な成長をみせている。
・ライセンス使用許諾料が売上の中心となるため、ビジネス特性として収益性は高く、主要顧客の業界環境が安定している現状では営業利益率は類似企業と比較しても高い。
3.非財務面の分析
・家庭用ゲーム機の開発にも携わった技術力と、また過去から蓄積されたミドルウェアのライブラリーは、大きな参入障壁となり、同社は業界で安定したポジションを確保できている。
4.経営戦略の分析
・ゲーム業界で培った音声・映像技術や元関係会社を中心とした緩やかなネットワークをコアに、安定成長分野のキャッシュカウ化と今後の成長
分野への積極的な成長投資のバランスの取れた戦略は評価できる。
5.アナリストの評価
・家庭用ゲーム開発ミドルウェアという安定した収益基盤を確保しつつ、スマートフォン、海外市場、新規分野向けミドウェア等の成長分野へ経営資源をシフトしつつある点は評価できる。
・上場時に資本調達をしたにもかかわらず直後の自社株買い、及び上場前株主であったウィズ・パートナーズ社へ再度第三者割当、及びその後
の売却は資本政策面で一貫性を欠くため、今後も注意が必要であろう。