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332A 東証グロース(情報・通信)

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ミーク

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2025.03.25)

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概要(レポートから抜粋)

ミークは、IoTサービス事業者及びDXを推進する企業向けにIoT/DXプラットフォーム「MEEQ(ミーク)」を提供している。また、MVNE事業者として、多くのMVNO事業者にネットワーク及び業務システム、業務支援等を提供している。

MEEQを提供するIoT/DXプラットフォームサービスが24/3期の売上高の32.8%を、MVNO事業者向けのMVNEサービスが67.2%を占めた。

ミークは19年3月に設立され、同年5月にソニーグループ(6758東証プライム)傘下のソニーネットワークコミュニケーションズからスマートフォン向け通信サービスを提供するMVNE事業を承継した。

ソニーネットワークコミュニケーションズは、13年4月よりMVNE事業を行っていたが、従来のスマートフォン向けを中心としたMVNEサービスに加えて、IoT向け通信サービスへの需要が高まるなか、IoT通信領域での事業拡大を目指して、ミークを設立した。

ソニーネットワークコミュニケーションズは、新規上場時点でミークの発行済株式数の29.4%を保有している。また、24/3期のミーク売上高の34.9%を占めた。

SIMを活用したSaaS型IoT/DXプラットフォームであるMEEQを提供している。MEEQはWeb上の画面から、簡単に1回線からSIMの購入・管理が可能となるサービスで、通信やデータ処理のノウハウ不足でIoTやDXの取組みを円滑に進められない企業向けに開発されたプラットフォームである。

MEEQを導入することで、多数の通信回線であっても管理が可能となり、ノーコードでIoTシステムの実現を可能にする。

MEEQはタクシー配車アプリ、競走馬トラッキングシステム、作業員や高齢者などの見守りサービス、温度管理、ヘルスケアなど多種多様な場面で利用されている。21年3月にMEEQの提供を開始して以来、アカウント数は順調に拡大しており、24年末には7,696件、回線数は289千件に達している。

ミークは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクといったMNOに対応したMVNE事業者として、MVNO事業者に対してSIM調達、事業者間精算の運用、サービス設計(ID卸・帯域卸)を提供している。また、新たにMVNO事業への参入を考えている先へのサービス提供も行っている。上述したキャリア3社全てとL2接続を行っている数少ないMVNE事業者である。

24/3期においては顧客企業の7割弱がNURO MobileやLEQUIOSmobileといったサービスを提供する通信事業者となっているが、ここ数年、MVNO事業を開始するまでは通信事業者ではなかった企業へのサービス提供が目立っている。例としては、外国人向けの通信サービスSmiles Connectやカブ&ピース(東京都港区)が提供するKABU&モバイルといった、それまでは通信事業を行っていなかった新規通信事業者向けの比率が足元では上昇している。

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