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7330 東証グロース(その他金融業)

レオス・キャピタルワークス

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

「ひふみ」ブランドの公募投資信託を運用・販売する資産運用会社

レオス・キャピタルワークスは、日本株式を中心に運用する国内投資信託の中で最大級の純資産額を誇る「ひふみプラス」等の「ひふみ」ブランドのファンドを運用・販売する資産運用会社である。同社の事業領域は、投信投資顧問事業の単一セグメントであるが、投資信託委託業務と投資顧問業務(投資一任契約に係る業務)、ベンチャーキャピタル業務によって構成されている。

レオス・キャピタルワークスは、創業メンバーである藤野英人氏(現代表取締役会長兼社長、最高投資責任者、業界経験年数約33年)、湯浅光裕氏(現代表取締役副社長、業界経験年数約32年)、五十嵐毅氏(現営業本部長)によって、よりよい社会を作るため、国内外のヒト、モノ、カネの「流れ(レオス)」を興すこと、理想の投資信託を作ること、人々の資産形成の一助となることを目的に03年4月に設立された。

日本においては、設立間もない運用会社が投資信託委託業の認可を得ることが困難だったため、レオス・キャピタルワークスは03年12月に投資顧問業務から事業を始めた。07年9月に投資信託委託業の認可を取得できたため、レオス・キャピタルワークスは08年10月に初めての公募投資信託となる「ひふみ投信」の運用を開始した。

「ひふみ投信」の運用開始の直前にリーマンショックが起こったため、09年にかけて同社を含めて多くの資産運用会社は運用資産残高の急減を余儀なくされた。「ひふみ投信」の設立に備え、人員の増強やシステム投資を進めていたこともあり、同社はこの時期、赤字となった。

レオス・キャピタルワークスは、09年に外為オンライン等のIT・金融会社を傘下に持つISホールディングス(東京都千代田区)に対して第三者割当増資等を実施し、その子会社となった。

18年12月にレオス・キャピタルワークスは上場する予定であったが、コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性に関する問題が浮上し、直前で上場を取りやめた。業容拡大に内部管理体制の強化が追い付いていなかったことから、レオス・キャピタルワークスは、チーフ・コンプライアンス・オフィサーを選任したほか、弁護士を採用する等、内部管理体制の強化に取り組んだ。

20年6月、ISホールディングスは、資金需要の発生に伴い、保有していたレオス・キャピタルワークス株式の一部を売却したため、SBIホールディングス(8473東証プライム)の連結子会社であるSBIファイナンシャルサービシーズがレオス・キャピタルワークスの親会社となった。SBIファイナンシャルサービシーズは、上場時に一部株式を売出したものの、依然として発行済株式総数の48.9%保有していることや、取締役を一人派遣していること等から、親会社の地位にとどまる見通しである。

レオス・キャピタルワークスの役員は、藤野会長兼社長、湯浅副社長、岩田常務取締役(ISホールディングス出身)、白水常務取締役、髙村取締役(SBIホールディングス代表取締役副社長等を兼務)のほか、3名の独立社外取締役、及び4名の独立社外監査役によって構成されており、取締役会の審議に当たっては多様な意見が反映され得る状況を確保している。

SBIホールディングスグループには、SBIアセットマネジメントや岡三アセットマネジメント(23年7月にSBI岡三アセットマネジメントに商号変更予定)等、レオス・キャピタルワークスと事業領域が類似している資産運用会社が存在しているものの、投資スタイルや販売先等が異なっているとレオス・キャピタルワークスは説明している。

また、レオス・キャピタルワークスとSBIホールディングスグループの間では取引関係も存在している。兄弟会社に該当するSBI証券は、ネット証券最大手であるため、間接販売を行う投資信託の主要販売パートナーとなっている。22/3期では、販売パト―ナーへの支払手数料の約2割がSBI証券に対するものであった。

(2023年5月9日時点)

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