• Facebook
  • Twitter

MENU

7183 東証スタンダード(その他金融業)

あんしん保証

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

事前立替型の家賃債務保証サービスのパイオニア

あんしん保証(以下、同社)は、家賃債務保証サービスを提供しており、業界内では中堅に位置しているものの、事前立替型と呼ばれる種類の家賃債務保証サービスを業界に先駆けて開始したパイオニアである。

賃貸住宅の契約時、家賃支払いの保証のために、入居者が連帯保証人を立てるほか、保証料を払うことで家賃債務保証を依頼する方法が存在する。

ライフスタイルの変化等で連帯保証人を立てにくくなる中で、家賃債務保証のサービスが普及し、業界は拡大を続けている。

家賃債務保証のサービスには2つの種類がある。同社が展開しているのは、通常時より家賃支払いを立て替えることで保証する事前立替型と呼ばれるものである。

同社は、アイフル(8515東証一部)の子会社であるライフカードとの提携により、そのビジネスモデルをいち早く確立した。

ライフカードとの提携による「ライフあんしんプラス」の場合、同社の収益源は、賃貸物件の管理会社(加盟店)から支払われる初回保証料と更新保証料、毎月の家賃支払いにつきライフカードから支払われる月額保証料の3つである。このなかで、月額保証料は事前立替型のサービスに独特なストック型の収益源である。

なお、「ライフあんしんプラス」以外、同社自身で保証を行うサービスもある。また、今後は、ライフカード以外のクレジットカード会社と提携して行うサービスも本格化していく予定である。

同社の事業は、家賃債務の保証事業の単一セグメントである。営業収益の内訳に関する開示はないが、19/3期では、ライフカードからの月額保証料による収入が、全営業収益の18.4%を占めている。ただし、その割合は年々低下傾向にある。

(2019年9月27日時点)

沿革(レポートから抜粋)

現代表取締役の雨坂甲氏は、1984年にシステムクリエイト株式会社(大阪府大阪市)を創業し、長く不動産業界や金融業界向けのソフトウェア開発を行っていた。その顧客の中の1社にアイフルがいたことが、その後の展開に影響することとなった。

02年、不動産の賃貸借における家賃債務の保証業務の事業化のためのプロジェクトが発足し、関連業界の複数の経営者が集まった。雨坂社長は主にシステム開発の担当として関与することとなった。その結果、同年12月に設立されたのが、現在の同社である。設立時は、賃貸あんしん保証という社名であった。

設立当初は、同社は滞納報告型商品を取り扱っていた。しかし、販売開始後まもなく、入居者の滞納の発生を経験することとなった。

滞納報告型の場合、滞納が発生すると、滞納された家賃が後日支払われる。そのため、当初予定していた日に入金がないという不動産管理会社(賃貸人)にとっての課題を解消するものではなかった。

滞納を経験したことにより、同社は、不動産管理会社(賃貸人)が予定する入金日に確実に着金されるサービスに需要があることに気づき、事前立替型のサービスを開発することとなった。

事前立替型のサービスは、03年12月にライフ(現ライフカード)との業務提携による「ライフあんしんプラス」の販売により実現に至った。この事前立替型商品は業界内でも先駆的なものであり、08年には「不動産賃借保証管理システム」として特許が取得されている。

「ライフあんしんプラス」はライフカードとの提携により成り立つサービスであり、ライフカードの親会社であるアイフルの資本参加により、同社は07年にアイフルの子会社となった。自己資本が拡充したことで、各地に支店を開設していき、全国をカバーする体制を構築していった。

なお、15年には、出資比率が下がったことでアイフルはその他の関係会社となり、アイフルの子会社ではなくなっている。

長く「ライフあんしんプラス」が主力であったが、14年頃より、サービスの多角化が進んでいる。14年4月にシー・アイ・シーが運営する指定信用情報機関CICへ加盟し、「あんしんプラス」のサービスが開始された。また、同じ14年に賃料のクレジットカード決済商品の販売も開始された。

同社が保証する対象は、賃貸物件の家賃だけではないという考えのもと、15年7月に、それまでの賃貸あんしん保証から、現在のあんしん保証へ社名が変更された。そして、15年11月には東証マザーズに株式を上場した。上場によって信用度が増したこともあり、翌16年には、アプラス、イオンクレジットサービスと業務提携を行い、事業規模の拡大を図っている。

(2017年8月25日時点)

検索

アプリ

iPhone/Android/iPad版無料アプリ
「アナリストレポートライブラリ」

無料アプリでアナリストレポート情報を素早く取得

  • Google play
  • App Store