5892 東証グロース(小売業)
yutori
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
Z世代向けを中心にSNSマーケティングを活用したアパレル事業を展開
yutoriは、主にZ世代の10~20代の顧客を対象に、Instagram等のSNSを通じたマーケティングを活用して衣料品及び雑貨等の企画と小売、卸売を行うアパレル事業を展開している。アパレル製品の生産はOEMメーカーに委託している。
18年4月の創業時の主力商品であるZ世代向けのストリートファッションに加え、最近ではストリートブランドに限らないファッションカテゴリや、Z世代よりも世代が上の20~30代のY世代を対象としたブランドを投入する等、ブランドポートフォリオの多様化を進めている。
22年4月にKANDOR(東京都目黒区)からブランドを譲受し、22年8月にはA.Z.Rを完全子会社化し、その後10月に吸収合併する等M&Aを通じて7ブランドを獲得し、現在では22のブランドを展開している。売上高の7~8割はZ世代向け、男女比率はほぼ半々となっている。
yutoriではブランドを、①ティーンカルチャー、②トレンド、③デザイナーズ、④インフルエンサーの4つのカテゴリーで展開している。
販売チャネルは、複数の同社ブランドを取り扱う自社ECサイトYZ Storeによる直接販売、ZOZOTOWNを通じた委託販売、移動販売とPOPUPを含めた実店舗販売、及び卸売販売となっている。
実店舗は22年4月より運営を行っており、POPUPで需要を確認した上で小型店舗の出店を行っている。23年9月末では5店舗のPOPUPを含め東名阪を中心に13店舗を展開している。
23/3期の販売チャネル別売上高は、直接販売が51.4%、委託販売が31.5%、実店舗が10.2%、卸売が6.1%であった。1回の購買での注文単価は、直接販売では1万円程度、ZOZOTOWN経由の委託販売では3,000~4,000円程度となっている模様である。
(2023年12月28日時点)