323A 東証グロース(情報・通信)
フライヤー
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
ビジネス書の要約サービスを法人、個人向けに月額課金モデルで提供
フライヤーは、ビジネス書を対象にその内容を要約した、「本の要約サービスflier(フライヤー)」を法人及び個人向けに、クラウドサービスとして月額課金形態で提供している。PCの他、スマートフォン、タブレット端末で利用できる。
年間6,000冊以上発刊されるビジネス書のうち、毎年400冊程度を厳選し、50名以上の外部専門ライターにより、1冊の内容を約10分で読める要約を作成している。24年11月末の要約数は3,800冊超となっており、そのうち9割以上については音声で聞くことができる。
要約コンテンツは、出版社や著者等の許諾を得て作成しており、要約内容についても確認を受けている。出版社や著者は、同社の要約サービスを宣伝機会、販売機会として捉えており、要約コンテンツの許諾に際して著作権使用料の支払いは発生していない。24年11月末で提携出版社は190社超となっており、ビジネス書を発行している出版社のほぼすべてをカバーしている。
フライヤーの事業は、法人向けのエンタープライズ事業、個人向けのコンシューマ事業の2つのセグメントからなり、本の要約サービスを中心に、その他のサービスの提供を行っている。
24/2期の売上高構成比は、エンタープライズ事業が63.1%、コンシューマ事業が36.8%となっている。近年、法人顧客の開拓と機能拡充に注力し、高い成長を遂げていることから、エンタープライズ事業が中核事業となっている。
エンタープライズ事業では、「本の要約サービスflier」を活用した人材育成サービスである「flier business」を主力サービスとし、その他に施設向け事業、法人向け研修事業を行っている。
コンシューマ事業では、「本の要約サービスflier」を中心に、オンライン読書コミュニティの「flier book labo」、「flier book camp」の運営や、YouTubeの「flier公式チャンネル」を通じた広告事業を行っている。
(2025年2月21日時点)