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4011 東証グロース(情報・通信)

ヘッドウォータース

企業情報

事業内容(レポートから抜粋)

AIやIT技術を用いたシステム開発を提供する情報サービス会社

ヘッドウォータースは、顧客企業の業務改革、経営課題の解決のため、AIをどこに、どのように、どうやって活用するのかを追求し、複雑なAI導入プロセスをワンストップで提供する「AIソリューション事業」を提供している。

ヘッドウォータースは、創業後しばらくは、エンジニアの派遣や請負の形態で業務システムに係るソフトウェア開発を行っていたが、ソフトバンクグループ(9984東証プライム)が開発した人型ロボットPepper向けのアプリケーション開発を14年から開始したことが事業転換の契機となった。

その後、AIの研究やAIのロボットへの実装に取り組んだことで、現在は幅広い顧客の業務システムやスーパーシティ構想の実現に向けた各種機器等にAIを利用したソリューションを提供している。

AIソリューション事業は、顧客の経営課題をAIやIT技術を用いたシステム開発を通して解決するインテグレーションサービスと、インテグレーションサービスで開発したシステムの改善、保守を行うOPSサービス(以下、OPS)に大別される。

インテグレーションサービスは、更に、AIを活用してシステムを開発するAIインテグレーションサービス(以下、AIインテグレーション)、AIを活用せずにシステムを開発するDX(デジタルトランスフォーメーション)サービス(以下、DX)、自社AI製品や他社クラウドサービス等を提供するプロダクトサービス(以下、プロダクト)に区分されている。22/12期におけるサービス別売上高構成比は、DX48.7%、AIインテグレーション32.2%、OPS11.8%、プロダクト7.4%であった。

AIを使ったシステムに対する需要の拡大に対応して、ヘッドウォータースではAIの学習と実務の経験を積み、ヘッドウォータースのAIソリューションを提供する能力があると認定した「AI人材」の育成を強化している。

21/12期まではDXからAIインテグレーションへの事業転換が進行していたが、顧客ニーズの変化や、少人数チームによる継続的な開発サービス(ラボ案件)の増加、Microsoft Azure等のクラウドサービスのシステム開発に係るMicrosoftからの紹介案件等の増加により、22/12期はDXの売上高構成比が前期と比べやや上昇した。

(2023年4月21日時点)

沿革(レポートから抜粋)

同社は、05年11月、東京都新宿区にソフトウェア開発を目的とするスマートビジョンテクノロジーとして、現代表取締役である篠田庸介氏が代表取締役会長を務めていたジャパンエデュケーションキャピタル(現スマートビジョン)の子会社として設立された(07年にヘッドウォータースに商号が変更された)。

同社は、07年に株式移動によりエンジニア派遣等を手掛けるバリストライドの子会社となったが、08年、篠田代表取締役への第三者割当増資を実施し、バリストライドから独立した。創業当初は、元請先から受注した客先常駐型の技術者派遣や受託開発を中心に展開し、システム開発の経験や顧客業務の知識を蓄積した。

14年からは、人型ロボット向けアプリケーション開発を開始すると共に、ロボットの高機能化を目指して、AIの研究とロボットへの実装を始めたことから、他社に先駆けてAIソリューション開発の知見を得ることに成功した。同社は、その後、下請型から元請型へ、労働集約型から知識集約型へとビジネスモデルの転換を進めている。

15年1月には、ソフトバンクグループが開発したPepperのアプリサービスを開始すると共に、自社開発のプロダクトサービスであるPocket Work Mateの提供を開始した。

18年1月には、自社のAIソリューション開発用の社内向けプラットフォームであるSyncLectを開発し、AIインテグレーションにおける短納期や低コスト開発の基盤を構築した。

20年9月、同社は東京証券取引所マザーズ市場に上場した。

(2022年10月21日時点)

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