概要(レポートから抜粋)
◆ 会社概要
・ピーバンドットコム(以下、同社)は、電子機器に搭載されるプリント基板の EC サイト「P 板.com(ピーバンドットコム)」を運営している。プリント基板の EC 販売においてはトップ企業と推察される。
◆ 20 年 3 月期決算
・20/3 期決算は、売上高 2,133 百万円(前期比 1.3%増)、営業利益 247百万円(同 17.0%減)、当期純利益 111 百万円(同 52.6%減)となった。期初の会社計画に対する達成率は、売上高が 96.9%、営業利益が 91.6%に留まった。「P 版.com EMS」が増収に貢献する一方、売上構成比の変化で売上総利益率は低下した。また、東証一部への市場変更のための営業外費用の発生やシステム投資に係る減損損失の発生で、営業利益よりも経常利益や当期純利益の落ち込み幅の方が大きくなった。
◆ 21 年 3 月期業績予想
・21/3期連結業績について、新型コロナウイルス禍の影響で第1四半期実績の通期計画に対する進捗率は低いものの、同社は、売上高 2,173 百万円(前期比 1.9%増)、営業利益 250 百万円(同 1.6%増)、当期純利益175 百万円(同 57.0%増)の期初計画を据え置いている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、21/3 期の業績について、売上高 2,183 百万円(前期比 2.3%増)、営業利益 249 百万円(同 1.0%
増)と会社計画に近い水準を予想した。同社の計画と同様、前期に続き「P 版.com EMS」の受注拡大を想定している。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、22/3 期は 6.2%増収、23/3 期は 6.0%増収とし、売上高営業利益率は 23/3 期の 11.7%に向けて緩やかに上昇すると予想した。
・当センターでは、業界におけるプリント基板調達のオンライン化の浸透度合いに注目し、同社の登録ユーザー数の動向に着目している。新型コロナウイルス禍は、短期的にはマイナスの影響を及ぼしているが、中長期ではオンラインでの調達が普及する契機にもなりえるため、その普及度合いに注意を払っておきたい。
・ピーバンドットコム(以下、同社)は、電子機器に搭載されるプリント基板の EC サイト「P 板.com(ピーバンドットコム)」を運営している。プリント基板の EC 販売においてはトップ企業と推察される。
◆ 20 年 3 月期決算
・20/3 期決算は、売上高 2,133 百万円(前期比 1.3%増)、営業利益 247百万円(同 17.0%減)、当期純利益 111 百万円(同 52.6%減)となった。期初の会社計画に対する達成率は、売上高が 96.9%、営業利益が 91.6%に留まった。「P 版.com EMS」が増収に貢献する一方、売上構成比の変化で売上総利益率は低下した。また、東証一部への市場変更のための営業外費用の発生やシステム投資に係る減損損失の発生で、営業利益よりも経常利益や当期純利益の落ち込み幅の方が大きくなった。
◆ 21 年 3 月期業績予想
・21/3期連結業績について、新型コロナウイルス禍の影響で第1四半期実績の通期計画に対する進捗率は低いものの、同社は、売上高 2,173 百万円(前期比 1.9%増)、営業利益 250 百万円(同 1.6%増)、当期純利益175 百万円(同 57.0%増)の期初計画を据え置いている。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、21/3 期の業績について、売上高 2,183 百万円(前期比 2.3%増)、営業利益 249 百万円(同 1.0%
増)と会社計画に近い水準を予想した。同社の計画と同様、前期に続き「P 版.com EMS」の受注拡大を想定している。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、22/3 期は 6.2%増収、23/3 期は 6.0%増収とし、売上高営業利益率は 23/3 期の 11.7%に向けて緩やかに上昇すると予想した。
・当センターでは、業界におけるプリント基板調達のオンライン化の浸透度合いに注目し、同社の登録ユーザー数の動向に着目している。新型コロナウイルス禍は、短期的にはマイナスの影響を及ぼしているが、中長期ではオンラインでの調達が普及する契機にもなりえるため、その普及度合いに注意を払っておきたい。