概要(レポートから抜粋)
◆ 会社概要
・キャリア(以下、同社)は、シニア層に資する人材サービスを行う企業である。シニア層に就労機会を提供するシニアワーク事業と、介護施設に介護士等の有資格者を提供するシニアケア事業が事業の二本柱である。
◆ 20 年 9 月期第 2 四半期累計期間決算
・20/9期第2四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高6,196万円(前年同期比 15.7%増)、営業損失 72 百万円(前年同期は 133 百万円の利益)で、期初の会社計画に対する売上高の達成率は 95.3%に留まり、50百万円を計画していた営業利益は損失に転じた。
・期初に実施したシステムのリプレイスの際に、一部のオペレーションに混乱が生じ、想定した売上高の伸びにならなかった。また、派遣スタッフの有給休暇の取得率と社会保険の加入率が想定以上に上昇し、売上総利益率の低下を招いた。
◆ 20 年 9 月期業績予想
・20/9 期業績について、20 年 2 月に、同社は売上高を前期比 12.1%増の13,000 百万円へ、営業利益を 0 百万円へ下方修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/9 期の業績予想を、売上高13,032百万円(前期比12.4%増)、営業利益26百万円(同89.6%減)とした。上期のオペレーションの混乱や社会保険料関係の負担増による利益率の低下、成長投資のための費用増の影響を想定した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、21/9期は前期比24.9%増収、22/9期は同13.2%増収により、売上高営業利益率は 22/9 期に 2.0%まで回復すると予想する。
・同社は中長期の成長に向けて人員と拠点への投資を実施しており、その効果が 21/9 期以降に発現していくことを上記の業績予想の前提としている。シニアワークス事業のコンサルタントが戦力化していくか、また、シニアケア事業の拠点が軌道に乗るかが当面の注目点となろう。
・キャリア(以下、同社)は、シニア層に資する人材サービスを行う企業である。シニア層に就労機会を提供するシニアワーク事業と、介護施設に介護士等の有資格者を提供するシニアケア事業が事業の二本柱である。
◆ 20 年 9 月期第 2 四半期累計期間決算
・20/9期第2四半期累計期間(以下、上期)決算は、売上高6,196万円(前年同期比 15.7%増)、営業損失 72 百万円(前年同期は 133 百万円の利益)で、期初の会社計画に対する売上高の達成率は 95.3%に留まり、50百万円を計画していた営業利益は損失に転じた。
・期初に実施したシステムのリプレイスの際に、一部のオペレーションに混乱が生じ、想定した売上高の伸びにならなかった。また、派遣スタッフの有給休暇の取得率と社会保険の加入率が想定以上に上昇し、売上総利益率の低下を招いた。
◆ 20 年 9 月期業績予想
・20/9 期業績について、20 年 2 月に、同社は売上高を前期比 12.1%増の13,000 百万円へ、営業利益を 0 百万円へ下方修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、20/9 期の業績予想を、売上高13,032百万円(前期比12.4%増)、営業利益26百万円(同89.6%減)とした。上期のオペレーションの混乱や社会保険料関係の負担増による利益率の低下、成長投資のための費用増の影響を想定した。
◆ 今後の注目点
・当センターでは、21/9期は前期比24.9%増収、22/9期は同13.2%増収により、売上高営業利益率は 22/9 期に 2.0%まで回復すると予想する。
・同社は中長期の成長に向けて人員と拠点への投資を実施しており、その効果が 21/9 期以降に発現していくことを上記の業績予想の前提としている。シニアワークス事業のコンサルタントが戦力化していくか、また、シニアケア事業の拠点が軌道に乗るかが当面の注目点となろう。