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NexTone

新規上場会社紹介レポート

(公開日 2020.03.31)

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概要(レポートから抜粋)

◆ 楽曲の著作権管理と利用促進を行うエージェント
NexTone(以下、同社)グループは、同社及び連結子会社 2 社を通じ、音楽の楽曲の権利者(作詞家・作曲家等の著作権者や原盤注 1等のコンテンツ保有者等)と楽曲の利用者(レコード会社、放送局、音楽配信事業者等)との間に立ち、音楽著作権の管理業務や音楽の利用促進を行うエージェント業務を行っている。

同社の前身のイーライセンスは 00 年 9 月に著作権権利事業を目的に設立され、16 年 2 月に同じく著作権管理事業を行うJRCとの合併により同社が誕生した。イーライセンスはアニメ・ゲーム音楽に強く、エイベックス(7860 東証一部)系の楽曲の管理が多かったのに対し、JRCはロックやニューミュージックに強かった等、得意分野が異なり相互補完が働いた。

連結子会社 2 社は著作権等管理業務を行うエムシージェイピーと著作権管理システム等の開発・運用を行う NexTone システムズであり、何れも 100%出資子会社である。

音楽の著作権管理業務は、01 年 10 月に「著作権等管理事業法」が施行され、1 分野 1 団体の原則がなくなるまでは、39 年制定の「著作権ニ関スル仲介業務ニ関スル法律」の下で、戦前から一般社団法人日本音楽著作権協会(以下、JASRAC)のみが業務を行ってきた。

「著作権等管理事業法」の施行以降は、30 社近い民間企業の参入が相次いだが、十分な事業規模を得ることができず、現状では JASRAC と同社のみが音楽分野の著作権管理業務を行っている。

同社の事業セグメントは、著作権等管理事業、キャスティング事業、その他事業の 3 つに分類されている。

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