概要(レポートから抜粋)
◆音声合成分野に特化した事業展開エーアイ (以下、同社)は、音声合成分野に特化して事業を展開する企業である。自社で開発した音声合成エンジン「AITalk®」をベースとした製品、サービスを提供している。同社の事業は、音声合成事業の単一セグメントだが、サービスの特性に応じて3つのサービス区分に分類される。18/3期は、コンシューマー向けが13.2%、法人向け(法人向け製品と法人向けサービスの合計)が86.8%であり、法人向けを中心に製品・ サービスが提供されている。
◆音声合成エンジン「AITalk®」音声技術は、音声を文字情報に転換する「音声認識」の技術と、文字情報を音声に転換する「音声合成」の技術に大別されるが、同社は後者の「音声合成」に特化して展開している。
「音声合成」にはいくつかの方式がある。収録した音声をそのまま再生する「録音編集方式」や、機械的に音声を生成する「規則合成方式」といった従来から存在する方式は、音質や生成の自由度に制約があった。一方、同社が技術的に依拠している「コーパスベース音声合成方式」は、収録した音声から母音と子音を分解し、再接続して音声波形を生成する方式であり、音質と生成の自由度の両面で優れているとされている。同社の音声合成エンジンである「AITalk®」は、この「コーパスベース音声合成方式」をベースに独自開発を加えられたものである。なお、「コーパスベース音声合成方式」は90年代半ばに確立した技術であり、音声合成関連の製品・サービスの多くが依拠する技術である。
◆音声合成エンジン「AITalk®」音声技術は、音声を文字情報に転換する「音声認識」の技術と、文字情報を音声に転換する「音声合成」の技術に大別されるが、同社は後者の「音声合成」に特化して展開している。
「音声合成」にはいくつかの方式がある。収録した音声をそのまま再生する「録音編集方式」や、機械的に音声を生成する「規則合成方式」といった従来から存在する方式は、音質や生成の自由度に制約があった。一方、同社が技術的に依拠している「コーパスベース音声合成方式」は、収録した音声から母音と子音を分解し、再接続して音声波形を生成する方式であり、音質と生成の自由度の両面で優れているとされている。同社の音声合成エンジンである「AITalk®」は、この「コーパスベース音声合成方式」をベースに独自開発を加えられたものである。なお、「コーパスベース音声合成方式」は90年代半ばに確立した技術であり、音声合成関連の製品・サービスの多くが依拠する技術である。