4496 東証グロース(情報・通信)
コマースOneホールディングス
企業情報
新規上場会社紹介レポート
事業内容(レポートから抜粋)
中堅・中小サイト運営企業向けにECサイト運営支援サービスをSaaS形式で提供するECプラットフォーム事業を展開
コマースOneホールディングス(以下、同社)は純粋持株会社として、フューチャーショップ、ソフテル、TradeSafeの3事業子会社を統括している。
フューチャーショップはECサイト構築プラットフォームfutureshopの提供を、ソフテルはEC用の多店舗の受注、在庫などを一元管理するパッケージソフトウェア「通販する蔵」の提供を中心に行っている。TradeSafeはトラストマークの認証業務の他、ECサイト構築に関する助言業務を行っている。
同社は06年8月に通販サイトへの信頼性認証サービスを提供する目的で設立された(設立時の社名はTradeSafe)。
当時はネットショップでのトラブルが増加しており、現代表取締役社長の岡本高彰氏がネットショップ事業者と生活者が安心して参加できるEC市場を創るために同社を設立した。
諸外国では政府がバックアップする団体や非営利法人がトラストマーク・サービスを行う例が多いが、公益を守りEC市場を発展させる上で重要との判断から同事業を開始した。
ただし、事業の性格からしっかりとした指導・審査の後に認証することになるため、事業の拡大ペースは緩やかであった。
その後、ECサイト運営者に対してワンストップであらゆるインフラサービスを提供できる会社を目指し、10年3月にECサイト構築支援ソフトを提供するためにフューチャーショップを共同設立し、12年12月に完全子会社化した。
11年9月にはECバックヤードのWEBシステムに強みを持つソフテルの株式を取得し子会社化した。これにより、同社グループはトータルでECサイト事業者をサポートできる体制を築き上げた。
17年9月に現TradeSafeを新設分割することで子会社化し、同社は純粋持株会社に移行した。
(2020年7月3日時点)